転職に失敗した人達の体験談から転職に失敗しないための教訓を学びましょう。
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夢を目指して未経験の仕事に
以前は事務職として主に総務・経理業務に従事していました。社会人になってからずっと事務職に携わっており、10年以上の経験を積んできました。
転職を考えた際、私は将来的に自分の飲食店を経営したいという漠然とした夢を抱いていました。その夢を叶えるためには、まず飲食業界で経験を積む必要があると考え、転職先として飲食業界を選びました。
以前の事務の仕事で接客業務も経験しており、その経験から少し自信を持っていました。早く多くの経験を積むために、求人サイトで大規模な飲食店を探し、応募しました。採用され、全てが順調に進んでいると感じていましたが、今思えば私の見積もりが甘かったと痛感しました。
全く異なる業界での働き始めの難しさを考慮していませんでした。接客といっても、事務職と飲食業界の接客は全く異なるものでした。新しい業務に対応する中で、店内のセッティング、注文、配膳、会計など新たに覚えなければならないことが山積みで、これまでの経験を活かす余裕はありませんでした。
規模の大きな飲食店を選んだことで、仕事の量も予想以上に多く、完全に裏目に出ました。そして、同じ職種でずっと働いてきた私にとって、完全な新人として働き始めることは非常に久しぶりの経験で、自分の能力に疑問を感じ、「こんな歳になってこんなに仕事ができないのか」という気持ちになりました。結局、数ヶ月で退職する結果となりました。
もしもっと小規模なお店で焦らずに経験を積んでいたら、転職前にビジョンをしっかりと持ってキャリアを考えていたら、などと振り返ると改善点はいくつかありますが、最も大切なのは自分のスキルや経験を過信せず、新しい環境での難しさを適切に見積もることだと感じました。
未経験の仕事にチャレンジして失敗
以前はIT関連のエンジニア職として働いていましたが、転職先を営業職に決めました。
転職エージェントを通じて紹介された営業職の求人に興味を抱き、新しい挑戦を試みるために転職を決断しました。
しかし、実際に営業職で働くと、自分の興味やスキルに合わず、業務に対するモチベーションが上がらず苦戦しました。エンジニア職とは異なる営業職のスキルや知識を持っておらず、業績も振るわなかったのです。
転職前の業績やスキルに甘く過信してしまったことが失敗の一因でした。自己評価が高かったため、実際の業務に対する適応が難しくなりました。
次に転職する際には、自分の興味やスキルに合った職種や業種をより深く考え、現職の業務内容や労働環境を詳細にリサーチすることを意識します。自己評価を客観的に見直し、強みや弱みを正確に把握することで、適切な転職先を選ぶようにします。
転職エージェントや知人の紹介だけでなく、転職サイトや多岐にわたる情報収集を行い、より多くの情報を得て判断することを心がけます。さらに、自己啓発を継続し、新しい職種についてのスキルや知識を積極的に身につけることを意識します。
人間関係に悩み大手企業から中小企業へ
転職前の職場では、大手ゼネコンの建築施工管理技術者として、主にビル建築の現場監督を担当していました。新卒で5年間ほど働いた経験から、大規模企業での仕事は人間関係の悩みや残業が多く、体力的にも厳しいものでした。
そのため、20代の頃に小規模な建築会社に転職することを決意しました。小さな企業ならば、仕事に対する自由度が高まり、人間関係も楽になるだろうとの期待がありました。ハローワークを通じて、地元で社員数が10人ほどの建築会社に転職し、大手ゼネコンからの異例の採用で即座に新しい職場に入りました。
しかし、実際に働き始めると、自分の予測が甘かったことを痛感しました。小規模な企業では人間関係がより密接で、仕事とプライベートの区別が曖昧になり、以前のようなストレスが生まれました。期待された「アットホームな職場」が、逆に厳しい人間関係となり、1年弱でその職場を離れる結果となりました。
以降、建築関連の仕事には戻らず、次に転職する際にはフリーランスで働ける仕事を選ぶことにしました。給与が低くても、自分のペースで単独で仕事ができる方が向いていると感じています。今後の転職では、より自分に適した環境を見つけるために慎重に選択し、自己評価を客観的に見つめ直すことを意識しています。
転職先や業界の下調べが足りず転職失敗
以前は工業系の仕事に従事しており、機械の操作に日々没頭する中で、やりがいを感じることが難しくなりました。この状況から転職を決意し、介護の分野に進むことを考え、ハローワークを活用して介護施設への転職を果たしました。
初めは新しい仕事に対する期待と意欲で満ちており、やりがいを感じながら仕事に取り組んでいました。しかし、時間が経つにつれて職場の人間関係に悩まされ、特にお局からの理不尽な説教が続く中で、やりがいを見失っていく自分を感じました。職場の雰囲気も芳しくなく、資格を持つスタッフが上位に位置する中、他のメンバーは指示に従いながら働くといった状況が続きました。
給与面においても、ハローワークで得た情報と実際の給与との間には大きな差があり、基本給や賞与が求人票に掲載されていたものよりも低かったことが分かりました。これにより、転職前の下調べが不十分だったことを痛感しました。
今後介護や医療の仕事に興味を持っている方には、転職サイトや専門の情報源を活用することをお勧めします。これらのサイトでは、職場の雰囲気や給与など、より具体的で詳細な情報を入手できます。しっかりと下調べを行うことで、失敗を避け、自分に合った職場環境を見つける一助となるでしょう。今後のキャリア選択において、より慎重なアプローチが求められることを心に留めつつ、新しい職場での挑戦を検討しています。
知り合いがいる職場に転職して失敗
金融業界での事務職に従事していた私は、2人目の出産をきっかけに、家庭に重点を置いた働き方を模索し、転職活動を始めました。30代前半に利用していた大手の転職サイトでは、30代後半になってもなかなか理想的な案件に巡り会えず、知り合いの会社で人手が不足しているとの話を聞き、そこで働くことを決意しました。
最初は知り合いがいて心強く、何かわからないことがあっても気軽に尋ねられ、働きやすい環境だと感じていました。しかし、子供の体調不良により急遽休むことが増え、有給を取りにくくなる一方で、知り合いの職場での人間関係に巻き込まれ、非常に面倒な思いをすることとなりました。
知り合いがいることがメリットであるはずが、逆にデメリットの方が多く感じられる状況に陥り、次の転職活動では転職サイトよりも自分に合った案件を見つけやすい転職エージェントを活用し、1人でできる作業や人間関係が職場内で完結できる環境での就職を希望するようになりました。
これまでの経験から、知り合いの職場での雇用は思わぬトラブルやストレスを引き起こす可能性があり、将来の転職ではより慎重かつ自分に合った環境を見つけるために、専門家のサポートを受けつつ適切な選択をすることが必要だと痛感しています。
テレビCMもやってるのにブラック企業
具体的なことは控えますが、テレビでCMも流しているのにブラックな企業に転職してしまいました。
入社前には全く気づかなかったブラックな環境で、入社書類の内容からして労働基準局に相談するほどでした。
その会社では、社員が退職希望を申し出ても会社が辞めさせないという異常な環境で、普通に辞めさせてもらうことができないため、営業マンなどは営業に行く振りをして行方不明になることが一般的でした。
事務系の仕事も引き継ぎなしで社員が消えてしまうので、事務用品まで個人負担でした。更に驚くべきことに、給与明細を送付する際の切手代まで稟議書がないともらえない状況でした。
最終的には、同僚数人と同時に辞めることになりましたが、辞めるまでトラブルが絶えませんでした。それ以来、その会社の名前を聞くたびに不快な思いをします。今でもCM流れてます。
他にも転職先で、先輩と上司の問題に巻き込まれたり、小規模な事務所で酒乱の社長にセクハラされたり、イジメに近い嫌がらせを経験しました。これらの経験から、面接だけではわからない企業の内部事情には注意が必要だと痛感しました。
テレビCMが流れてるからといって安心してはだめですね。ネットでの噂も信憑性ないものもありますが、火のないところに煙はたたずというのはその通りだと思います。
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あまりに人当たりのよい人事担当者に騙された?
ギスギスした職場の人間関係から逃げ出したくて転職しました。
じっくりと転職先のことを調べて転職すべきだったのですが、早く今の職場を離れたい一心で転職を急ぎ、失敗しました。
転職エージェントなどを使えばもっといい求人情報もあったのかもしれませんが、登録手続きや転職エージェントの面談などで時間がかかりそうだったため、ハローワークや転職情報誌を見て何社か応募してみました。
ちょっと評判はよくない業界でしたが、給与水準は悪くなく、求人情報に書かれた内容も悪くなく感じました。
応募してみるとすぐに人事担当者から連絡があり、詳しく説明したいので一度会いたいという連絡があり、さっそく会ってみることにしました。
会社は大きくはありませんが、自社ビルの非常にしゃれた部屋で会社の説明をしてもらいました。人事担当者は非常に人当たりがよく、業界や会社の良くない噂を否定し、世の中の誤解を解きたいと熱く語っていました。
その人事担当者の身なりも高級なものを身につけている印象で、素人目にも稼いでいる印象を受けました。
人事担当者には夜も豪勢な食事をごちそうしてもらい、私はすっかりその会社に惚れ込んでいました。
その後、採用面接に進みましたが、楽しく雑談しているだけで内定をもらえました。私はその業界や会社に対し、世の中が誤解しているものだとすっかり信じ込んでいました。
しかし、いざ採用されて出社してみると、先のお洒落な部屋とは全く別の昔ながらの事務所勤務に。
それは別に問題ないのですが、朝のラジオ体操と大声での社訓の唱和に始まり、怒鳴り続ける上司に大声で返答をする部下。体育会系を超えて戦時中かと思うような異様な光景が繰り返されました。
仕事も厳しいノルマの営業職。早朝から深夜までの飛び込み営業。一部の営業マンはほとんど詐欺まがいの行為で売上ノルマを達成し、ノルマを達成した社員は破格の給料をもらえる仕組みでした。
正直、振込め詐欺と同類と感じる日々。
上司に退職を申し出ても聞く耳持たず。私が出社拒否してようやく退職手続きを進めてくれました。
思い起こせば、不人気な上、人を使い捨てにする会社。人事担当者も社員を補充するため、あの手この手で人集めを行ってたんだと気付きました。
そんな簡単にいい会社に入れるわけありません。簡単には入れる会社にはそれなりの理由があることがよく分かりました。
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