応募者が気づかずにやっている「こんな応募書類や面接で採用されるわけがない」事例。
採用されない人あるある。
企業が本当に求めている「欲しい人材像」に関する覆面座談会の内容を、ポイントを絞ってまとめています。
こんにちは!天職倶楽部を運営するKENです!
天職倶楽部では、各社の人事担当者やキャリアアドバイザー、キャリアアップを目指す人達が交流し、転職だけでなく、キャリアアップ、成功に役立つ情報を提供しています。
私、KENの20代と言えば、自分でもあきれるほどの冴えないサラリーマンでした。
今もとんでもないキャリアを築いたわけではありませんが、年収も1,000万円台の半ばに達し、それなりに成功できたと思っています。
まだまだ上には上がいますが、気持的にはもう十分。今は天職倶楽部の一員として、転職やさならるキャリア形成を目指す人達のサポートを行っています。
企業の採用担当者は応募者のどこに注目しているのでしょう?
書類選考、面接。大手企業やベンチャー企業で注目するポイントは違うのでしょうか。
このページでは、以下4社の現役採用担当者に本音で語ってもらった覆面座談会の内容を、ポイントを絞ってまとめています。
■20代転職ほかフリーターなど学歴不問の就職
『第二新卒エージェントneo』
■求人情報保有数ダントツNo.1
『リクルートエージェント』
採用担当者による本音の覆面座談会
ベンチャー企業Aさん: ベンチャー企業の人事担当。即戦力を求めており、応募者の実績や対応力を重視。
IT企業Bさん: IT業界の人事担当。職種によって転職が多い業界だが、社風に合うか、客観的な自己評価ができるかを重視。
大手企業Cさん: 大手企業の人事担当。若手を将来の管理職候補として採用することに重点を置き、将来性やリーダーシップを評価。
クリエイティブ企業Dさん: ゲームやアニメ制作会社の人事担当。経験よりも社内での相性やチームワークを重視し、嗜好に偏らない柔軟な視点を求める。
書類選考
人事担当者たちは、応募者の履歴書や職務経歴書を非常に重要視しています。最近では、他社向けの内容を使い回ししている応募者も多く、志望動機が具体的でないことが目立ちます。
ベンチャー企業Aさんは、「貴社の成長性に惹かれました」って何も書いてないに等しい。思いって切り前向きに捉えても「成長性」と「安定性」のどっちで書こうかくらいは考えたのかな?w と苦笑するレベル。
キャリアやスキル・資格の関係でどうしても急いで人を採用しないと行けないときは、仕方ないから会っておくかレベルの扱いになります。基本的に即不採用。
IT企業Bさんは、応募者の学歴や職務経歴に加え、「どのような人生の選択をしてきたか」を見ていると言います。例えば、応募者が転職の際に「なぜその選択をしたのか」や「その選択で得たもの」を履歴書に記載していると、しっかりとした判断力が感じられます。
面接での具体的な質疑応答
面接の質疑応答で、人事担当者は応募者の本質を探ります。具体的には、以下のような質問を通じて応募者の思考や価値観を理解しようとしています。
- ベンチャー企業Aさんの質問例:
「以前の職場で直面した最も大きな課題は何でしたか? それをどのように解決しましたか?」
この質問では、応募者が困難な状況でどう行動し、問題解決に向けたプロセスをどのように考えたかが重要です。Aさんは、応募者がただ「努力しました」と答えるだけでは不十分で、具体的に何を改善したのか、どうやって他のチームと協力したのかが評価ポイントだと言います。 - IT企業Bさんの質問例:
「あなたが関わったプロジェクトの中で、最も成功したものについて教えてください。それを成功させるためにどのように貢献しましたか?」
Bさんは、応募者がただ結果を伝えるだけでなく、成功に至るまでのプロセスや自分の具体的な役割を詳しく説明できるかが重要だと話しています。チームでの貢献やリーダーシップを示す答えが特に評価されるそうです。 - 大手企業Cさんの質問例:
「過去に、期待通りの成果が出なかった経験はありますか? その際、どのように対応し、次に活かしましたか?」
Cさんは、応募者が失敗経験をどのように捉え、そこから学びを得ているかを見ています。失敗の原因を他者に押し付けるのではなく、自分なりの反省と改善策を持っている応募者は、長期的に成長できると評価されるとのことです。 - クリエイティブ企業Dさんの質問例:
「クリエイティブなプロジェクトで行き詰まった時、どのようにして新しいアイデアを出しましたか?」
Dさんは、創造的な職種において柔軟な思考が求められるため、この質問を通して応募者の発想力や問題解決能力を探ります。応募者が「他のチームメンバーとブレインストーミングを行い、異なる視点からのアプローチを試した」というように具体的な手法を述べると、協調性や創造力が評価されます。
面接で評価されるポイント
面接では、応募者の態度や姿勢も重要です。大手企業Cさんは、面接中の受け答えだけでなく、面接の最初に「どのような準備をしてきたか」を見ていると言います。例えば、応募者が自社の最新プロジェクトについて知識を持っていれば、関心がある証拠として高評価になるそうです。逆に、準備不足が見える場合、志望度が低いとみなされることもあります。
ベンチャー企業Aさんのアドバイス:
「自分の経験やスキルが会社のどの部分で役立つかを、具体的に話すことが重要です。例えば、前職で何か改善した経験がある場合、その経験を次の職場でどのように活かせるかを話せば、企業側もイメージしやすくなります。」
転職希望者への具体的なアドバイス
- 自己分析をしっかり行う:
クリエイティブ企業Dさんは、「あなた自身をどう捉えていますか?」という質問を必ず行います。自己理解が深まっていないと、自分の強みや弱みを適切に伝えられないため、転職活動全体で不利になることが多いと指摘しています。応募者には、過去の経験を振り返り、自己認識を深める作業が重要だと強調しています。 - 転職理由を具体的にする:
IT企業Bさんは、転職回数が多い応募者には「なぜその会社を選んだのか」をしっかり質問します。「どんな技術に惹かれて転職したのか、またはどんなプロジェクトに挑戦したかったのか」といった明確な動機が求められます。単なるキャリアアップや給与アップが理由ではなく、どのように自己成長に繋がるかを明確に伝えることが大切です。
応募者への最終的なアドバイス
面接において、自分の過去の経験を具体的に説明し、次の職場でどのように貢献できるかをしっかり伝えることが成功の鍵です。企業のニーズを理解し、それに対する自分の強みや経験を具体的に示すことで、企業側に「この人なら即戦力になりそうだ」と思わせることができます。
また、自己分析を深めることで、面接での質問に対しても自信を持って回答できるようになります。自分の成功体験や失敗体験を冷静に振り返り、それを面接で効果的に伝えることが、最終的には採用への近道です。
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結局のところ「企業が欲しい人材像」とは?
企業が採用したいと考える人材像は、時代や業界に応じて変化してきましたが、共通して求められる要素には「即戦力」「柔軟性」「成長意欲」「問題解決能力」などが挙げられます。企業は、自社の発展に寄与するだけでなく、将来的に自ら成長し続け、チームや組織を引っ張っていけるような人材を求めています。この5,000文字の文章では、採用における各要素について深く掘り下げ、企業がどのような人材を求めているのかを詳細に解説します。
1. 即戦力としてのスキルと経験
まず、企業が求める即戦力とは何かを考えてみましょう。即戦力とは、採用されてすぐに自社の業務に貢献できる能力を持った人材を指します。特に、成長が早い業界や技術革新が著しい分野では、即戦力がより一層求められます。ここで重要なのは、単なる技術やスキルの習得ではなく、そのスキルを実際の業務で効果的に活用できる実績があることです。
例えば、「ベンチャー企業Aさん」のケースでは、採用面接で具体的なスキルと過去のプロジェクト経験について詳細に質問されました。Aさんは過去に経験したプロジェクトで、自分がどのような役割を果たし、どのような成果を上げたかを明確に説明することができました。その結果、企業側は彼の実績とスキルが即戦力として活かせると判断し、採用に至ったのです。このように、自分のスキルが企業のニーズにどのようにマッチするかを示すことが即戦力としての採用の鍵となります。
2. 柔軟性と適応力
次に、柔軟性と適応力が求められる背景について解説します。企業が日々変化する市場環境や顧客ニーズに対応するため、従業員にも柔軟に対応できる能力が求められます。これは、単に一つのスキルや知識に固執するのではなく、必要に応じて新しいスキルを習得し、状況に応じた最適な行動を取れる力です。
「大手企業Bさん」の例では、彼が所属する会社で新しいシステムを導入するプロジェクトがありました。Bさんは、それまでの業務経験に加えて、急速に新しいシステムの知識を学び、チーム内で指導的な役割を果たしました。彼の柔軟性と迅速な対応力はプロジェクトの成功に大きく貢献し、結果として彼は昇進のチャンスを掴むことができました。このように、柔軟な対応力は個人のキャリアアップにも直結する要素であり、企業はこの能力を持つ人材を積極的に採用したいと考えています。
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3. 成長意欲と自己研鑽
企業が長期的に見て成長を期待する人材は、自ら学び続け、変化し続ける意欲を持っている人物です。市場や業界の変化に伴い、新しい知識やスキルの習得が不可欠な時代では、企業は学び続ける姿勢を評価します。成長意欲のある人は、自己研鑽に努めるだけでなく、新しいアイデアを積極的に提案し、組織内のイノベーションを促進する役割を担います。
「中堅企業Cさん」のケースでは、彼は入社してからも業務外で専門的な資格を取得し続けました。その結果、彼は新しい技術を活かしたプロジェクトに抜擢され、チームを成功へ導きました。Cさんのように、自ら学び、成長する姿勢を示すことは、企業にとって大きな魅力となり、長期的な視点での採用に繋がります。
また、成長意欲は面接でも重要な要素として問われることがあります。企業側は、応募者が過去にどのように成長してきたかを質問し、将来的にどのような目標を持っているかを確認します。このとき、具体的なエピソードを交えて自分の成長プロセスを説明できると、企業はその人の将来性を高く評価することが多いです。
4. 問題解決能力とクリティカルシンキング
問題解決能力は、特にリーダーシップを期待されるポジションやプロジェクトマネージャーなどにおいて重要視されるスキルです。企業は、現状の問題を的確に把握し、具体的な解決策を提案できる人材を求めています。この能力は、急速な変化が求められるビジネス環境において欠かせないものです。
「大手企業Dさん」のエピソードでは、プロジェクトの進行中に大きな問題が発生しましたが、Dさんは冷静に状況を分析し、チームと協力して迅速に解決策を見つけました。Dさんは、その経験をもとにさらに改善策を提案し、会社全体の業務効率向上に貢献しました。企業は、このように問題を見つけ、解決に導く能力を持つ人材を高く評価します。
さらに、クリティカルシンキング(批判的思考)も、問題解決能力の一部として重視されます。単に与えられた情報をそのまま受け取るのではなく、情報を分析し、潜在的な問題点や改善点を見つける力が必要です。これにより、より深いレベルでの問題解決が可能となり、企業にとって不可欠なリーダーシップスキルの一つとされています。
5. チームワークとコミュニケーション能力
どれほど優れたスキルや経験を持っていても、チーム内で円滑に協力できなければ、企業にとっては大きなリスクとなります。特に、プロジェクトや業務がチーム単位で進められることが多い現代では、チームワークとコミュニケーション能力が非常に重要視されています。企業は、協力して成果を上げられる人材を求めています。
「ベンチャー企業Eさん」の事例では、プロジェクトの進行中にメンバー間で意見の対立がありましたが、Eさんはその状況をうまく取りまとめ、チーム全体が目標に向かって進むように導きました。彼のコミュニケーション能力とリーダーシップは、チーム内での信頼を高め、プロジェクトの成功に繋がりました。
また、対話力も重要なスキルの一部です。上司や同僚とのコミュニケーションだけでなく、クライアントや他の部署とのやり取りも求められる場面が多いため、様々な立場の人と効果的にコミュニケーションが取れる能力が必要とされています。
6. 自己理解とキャリアビジョン
自己理解と明確なキャリアビジョンを持っていることも、採用されるための大きな要素です。企業は、応募者が自分の強みや弱みを正確に理解しているかを重視します。自己理解が深い人材は、自分の役割や目標を明確に持って行動できるため、会社全体のパフォーマンス向上に寄与します。
「大手企業Fさん」の例では、面接で自分のキャリアビジョンをしっかりと説明し、自分がどのように企業に貢献できるかを具体的に述べました。Fさんの明確なビジョンと自己理解が採用の決め手となり、企業側も彼の将来性を高く評価したのです。
7. リーダーシップとマネジメント能力
リーダーシップは、特に中堅から上級のポジションで求められる能力です。企業は、組織全体やチームを率いることができるリーダーシップスキルを持つ人材を採用したいと考えています。
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