ブラック企業が大きな話題となっていますが、ブラック企業と言えば残業の多い会社が挙げられることが多いかと思います。某転職支援企業が25歳~34歳のビジネスパーソンを対象に、職種別の平均残業時間を調査したところ、下記のようなランキングになりました。
こんにちは!天職倶楽部を運営するKENです!
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職種別 平均残業時間ランキング
順位 | 職種 | 平均残業時間 |
1 | クリエイティブ系/映像クリエイター | 67.0 |
2 | 建築・不動産系/プロパティマネジメント | 62.5 |
3 | 製造系/セールスエンジニア | 57.6 |
4 | 専門系/コンサルタント、シンクタンク | 51.5 |
5 | 企画・管理系/広報 | 49.7 |
6 | クリエイティブ系/ゲームクリエイター | 45.0 |
7 | 金融系/ファンドマネージャー、アナリスト | 44.3 |
8 | 営業系/建築、不動産 | 41.9 |
9 | 流通系/商品管理 | 41.8 |
10 | 金融系/投資銀行業務 | 41.3 |
11 | 営業系/広告、メディア | 40.5 |
12 | 建築・不動産系/設計、施工 | 40.3 |
13 | システム系/ITコンサルタント | 40.0 |
14 | 営業系/MR | 38.8 |
15 | 企画・管理系/商品企画 | 37.6 |
16 | 企画・管理系/経営企画、事業企画 | 36.2 |
17 | サービス系/ブライダルコーディネーター | 35.0 |
18 | 営業系/商社 | 33.6 |
19 | 営業系/メーカー | 32.2 |
20 | 企画・管理系/マーケティング | 31.9 |
21 | 製造系/サービスエンジニア | 31.5 |
22 | サービス系/店長 | 31.2 |
23 | 営業系/小売、飲食 | 30.9 |
24 | 営業系/サービス | 30.8 |
25 | 企画・管理系/知的財産、特許 | 30.4 |
26 | サービス系/スーパーバイザー | 30.2 |
27 | 企画・管理系/調査、リサーチ | 30.1 |
28 | 製造系/設計、開発 | 29.9 |
29 | 営業系/IT、インターネット | 29.8 |
30 | システム系/SE、プログラマ | 29.0 |
31 | 営業系/金融 | 28.7 |
32 | サービス系/調理 | 28.1 |
33 | クリエイティブ系/出版、編集 | 26.8 |
34 | 流通系/バイヤー、仕入れ | 6.7 |
35 | システム系/インフラエンジニア | 26.0 |
36 | クリエイティブ系/Webクリエイター | 25.2 |
37 | 企画・管理系/総務 | 24.8 |
38 | 企画・管理系/法務 | 23.8 |
39 | 企画・管理系/購買 | 23.6 |
40 | 企画・管理系/経理、財務 | 23.2 |
41 | 製造系/研究開発 | 22.9 |
42 | システム系/社内情報システム | 21.5 |
43 | サービス系/店舗スタッフ | 21.2 |
44 | 企画・管理系/人事 | 21.1 |
45 | サービス系/ホテル・宿泊関連 | 20.7 |
46 | クリエイティブ系/インテリアデザイナー | 20.5 |
47 | サービス系/美容関連 | 20.4 |
48 | 製造系/生産技術、生産管理 | 18.4 |
49 | システム系/テクニカルサポート | 17.6 |
50 | サービス系/警備・セキュリティ関連 | 17.2 |
51 | サービス系/ツアーコンダクター | 16.5 |
52 | 医療・医薬系/介護福祉関連 | 15.9 |
53 | 医療・医薬系/臨床開発、モニター | 15.8 |
54 | 事務系/秘書、受付 | 15.1 |
55 | 事務系/翻訳、通訳 | 14.7 |
56 | 流通系/貿易・通関業務 | 14.2 |
57 | 事務系/一般事務、営業事務 | 13.4 |
58 | 医療・医薬系/薬剤師 | 13.0 |
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残業が多い職種とその理由
ITエンジニア
残業が多い理由:ITエンジニアはプロジェクトの納期に追われ、予定通りに進行しないことが多いため、残業が発生しやすいです。例えば、Aさんはあるシステム開発のプロジェクトに参加しており、顧客から急遽新しい機能追加の要望がありました。そのため、既存のコードに手を加え、テストやデバッグ作業を行う必要が出てきたため、予定の納期を守るために夜遅くまで作業を続けました。また、システムのバグや不具合の修正に時間がかかることが多く、予定通りに進めるために深夜作業が必要になります。さらに、テストや運用監視を行うため、リモートで24時間対応を求められることもあり、業務が長時間にわたることが一般的です。
広告代理店の営業職
残業が多い理由:広告業界では、クライアントからの急な要望やプレゼン資料の修正依頼に対応するため、残業が発生することが頻繁にあります。Bさんは広告代理店で営業職をしており、あるキャンペーンのプレゼン資料をクライアントに提出したところ、クライアントから大幅な修正依頼がありました。そのため、急遽チームで修正作業を行い、深夜まで会議を重ねながら進行することになりました。広告代理店の営業職は、納期に間に合わせるために夜遅くまで作業が続くことが多く、特に締め切りが迫っているときや新しい案件を受注した時は、残業時間が増える傾向にあります。
建設・土木技術者
残業が多い理由:建設・土木業界では、現場の進捗が天候や予期しないトラブルに左右されるため、予定通りに作業が進まないことがあります。Cさんはある大型施設の建設現場で働いており、悪天候や材料の遅延が原因で作業が遅れがちでした。そのため、予定された工期を守るためには、夜間作業や休日返上での作業が必要になり、残業が常態化していました。また、現場作業が終わった後、進捗報告書やデータの整理、図面の修正など事務作業も発生し、そのための時間が必要です。さらに、現場のトラブルに対応するために対応時間が長くなることもあり、建設業界の労働時間は長くなりがちです。
医師・看護師
残業が多い理由:医師や看護師は、患者の容態が急変することがあるため、予定外の対応や緊急手術により、勤務時間が延びることが頻繁にあります。Dさんは救急病院で勤務しており、ある日、患者の急変があり、予定していた業務がすべて後回しになり、夜遅くまで対応しなければなりませんでした。また、看護師も同様で、深夜に病棟で緊急対応が必要になることが多く、その後の記録や次の日の準備などで残業が発生します。特に救急病院や忙しい病院では、残業が日常的に発生し、長時間勤務が常態化している場合が多いです。
金融業界の営業職
残業が多い理由:金融業界の営業職は、顧客対応や資料作成が多岐にわたるため、残業が発生しやすいです。Eさんは証券会社の営業担当として働いており、株式市場が閉まった後に、顧客向けのレポートを作成する仕事があります。特に月末や四半期末には、売上や契約状況をまとめるための業務が集中し、業務量が一気に増加します。クライアントとの打ち合わせも夜遅くに行われることがあり、その結果、帰宅時間が遅くなることが頻繁にあります。さらに、予期せぬ市場の変動に対応するため、柔軟に対応しなければならず、残業時間が長くなることが多いです。
コンサルタント
残業が多い理由:コンサルタント業務では、クライアントの課題解決に向けた詳細な資料作成や提案準備に多くの時間を要します。Fさんは経営コンサルタントとして、大手企業の経営改善のための提案書を作成していました。クライアントからの要望に応じて資料を何度も修正しなければならないことが多く、その結果、作業が深夜に及ぶことがしばしばあります。また、納期が迫ると、土日返上での作業が必要となり、長時間働くことが常態化しています。コンサルタント業務は、クライアントのニーズに迅速に対応しなければならないため、時間外労働が避けられません。
販売・小売業の店長
残業が多い理由:販売業や小売業の店長は、シフト管理や在庫管理、店舗の売上管理など多岐にわたる業務を担当します。Gさんは大手チェーン店の店長として働いており、特に年末やセール時期には、売上目標達成のために長時間働かなければならないことが多く、勤務時間が延びることがしばしばありました。店舗の閉店後には、売上報告や仕入れの調整、スタッフのシフト管理を行い、さらに次の日の準備をする必要があり、残業が続くことが多いです。人手不足の場合は、スタッフのシフトを調整しながら業務をこなさなければならないため、残業が増える傾向にあります。
物流・運送業
残業が多い理由:物流や運送業では、配送スケジュールや交通渋滞、荷物のトラブルなどで予定通りの作業が進まないことが多いため、残業が避けられません。Hさんは物流会社でドライバーとして働いており、特に繁忙期には、配送量の増加に対応するために通常の勤務時間を超えて働かなければならないことが多いです。交通渋滞や荷物の積み込みに時間がかかることがあり、予定外の残業が発生します。また、荷物の配送先で待機時間が長くなることがあるため、帰宅時間が遅くなることもあります。
飲食店の調理・サービススタッフ
残業が多い理由:飲食店では、忙しい時間帯に合わせて調理やサービスを行うため、ピーク時間後の片付け作業が発生します。Iさんは居酒屋の厨房で働いており、深夜に営業が終了した後、清掃や翌日の仕込みを行わなければならないため、帰宅が遅くなります。特に土曜日や祝日などの繁忙期には、通常の勤務時間を大幅に超えることがあります。スタッフが足りない場合、シフトの調整や業務のフォローが必要になり、残業が増えることが多いです。
教育業界の教師
残業が多い理由:教師は授業の準備や生徒指導、保護者対応などが多く、勤務時間外の作業が発生しやすいです。Jさんは中学校の教師として勤務しており、授業準備や成績処理、保護者との面談などが夜遅くまで続くことが多いです。特に、年度末には成績処理や卒業式の準備があり、仕事量が急増します。さらに、部活動の顧問として、放課後や週末に指導を行うため、勤務時間外での労働が長時間にわたることが多いです。
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クリエイティブ系の職業で残業が多い理由
職種別平均残業時間ランキングでは、クリエイティブ系/映像クリエーターの平均残業時間が67時間でワースト1位となりました。一月の残業時間については40時間程度を上限とする会社が多い中、平均残業時間67時間とはかなりの残業時間です。
月80時間を超えると過労死の危険性が大幅に高まると言われてますので、クリエイティブ系/映像クリエイター系の業務に携わる方には過労死の危険性が高い人がかなりの割合で存在することが想像されます。
平均残業時間ワースト1位のクリエイティブ系/映像クリエイター系の仕事では、何が残業が多くなる理由かを見てみましょう。
- プロジェクトの納期: クリエイティブプロジェクトはしばしば厳しい締め切りが設定されます。クライアントや上司の期待に応えるために、デザイン、広告、映画制作、ゲーム開発などのプロジェクトチームは締め切りを守るために長時間労働を余儀なくされることがあります。
- アイデアの創造に時間がかかる: クリエイティブな仕事はアイデアやコンセプトを考案し、それを具現化するための作業を行うことが主要な要素です。アイデアの生成には時間がかかり、その過程で何度も試行錯誤が必要な場合があるため、通常の労働時間内に収めることが難しいということが労働時間が長くなる大きな要因です。
- フリーランスやクライアントの要求: クリエイティブプロフェッショナルの中にはフリーランスで働く人も多く、クライアントの要求やプロジェクトの契約条件に従う必要があります。これにより、プロジェクトのスケジュールや修正要求に柔軟に対応する必要があり、残業が発生しやすくなります。様々な勤務形態の人が連携することが多いため、働く時間帯も早朝から深夜まで幅広い時間帯になる傾向があります。
- 制作作業の複雑性: グラフィックデザイン、アニメーション、映像編集などの制作作業は複雑で時間を要する上に、具体的な設計図があるわけでなく、完成に頼る部分も多いため、制作者間でのイメージの摺り合わせが難しく、作業の手戻りが多いというのも残業が多くなる一因と考えられます。
- クリエイティブなフローの難しさ: クリエイターはアイデアを具現化するために集中とクリエイティブなフローを必要とします。このフローを構築するのに時間がかかり、一度崩れると再び立ち上げるのが難しいため、残業が発生することがあります。
建築・不動産系/プロパティマネジメントの職業で残業が多い理由
建築業などでは、現場作業とは別に後片付けや翌日作業の準備、当日作業の準備等で残業がベースとなった勤務体系が多いことが、平均残業時間が多くなっている要因のようです。
また、天候などにより作業が遅延すると納期を守るために集中的に作業を行う必要が生じ、残業が多くなりがちとのことです。
職種別平均残業時間ワースト2位となった建築・不動産系/プロパティマネジメント職の残業が多い理由を見てゆきましょう。
- 納期: 建築プロジェクトや不動産開発プロジェクトはしばしば厳しい期限が設定されます。様々な規模の会社がしのぎを削る競争の激しい業界のため、無理な納期での受注も多く見られます。加えて、天候などの影響で作業工程の変更も多いため、残業でカバーするというパターンも多く見られます。
- 受注生産が多い: 建築物は同品種大量生産の商品とは異なり、土地やさまざまな条件が設けられた中で個別に設計する唯一無二のものを作り上げる作業が中心となります。おおよその建築スケジュールなどは過去のノウハウから想定できますが、想定外の事態が起きることが元々想定されるくらいに多種多様な対応が求められ、結果として作業時間が想定を超えるということも珍しくありません。
- 人手不足: 労働者不足の問題は建設業界だけではありませんが、中小零細企業が多く、賃金や労働条件面での魅力が乏しいこともあり、建設業界の人手不足は深刻な状況となっています。人手不足は現有人員でカバーせざるを得ず、労働時間が長時間かする傾向にあります。
- 変更要求と修正: 個別受注生産が多いこともあり、クライアントや建築監理者からの変更要求や修正が頻繁に発生することが多いのもこの業界の特徴です。これらの変更への迅速な対応が求められ、残業が生じることも業界あるあるです。
- 季節性の影響: 雨により建築作業が中断することも多いですが、季節の影響を受けることもあります。特に寒冷地域では、冬季に建設作業が難しくなるため、夏季や秋季に残業が増えることがあります。
- 顧客満足度No.1。専任アドバイザーによる手厚いサポートが売り
- 業界2位の豊富な求人情報を保有。3位の転職エージェントの求人数とは大きな差がある。
- リクルートエージェントとは異なる求人も保有。非公開求人情報も多数。
激務な業種ランキング:仕事の激務度ランキング(ブラック企業ランキング)
激務な業界ランキング:長時間残業、過労死などなど、社会人が選ぶ働きたくない業界
ブラック企業なのに辞められない:ブラック企業の実態、ブラック企業の見分け方
ブラック企業大賞を2年連続受賞。三菱電機で何が起きたのか? 受賞理由は・・・
早死にする職業ランキング:専門家が選ぶブラック企業ランキングその1
残業の多い職種ランキング:残業の最も多い職種は? 職種別平均残業時間ランキング
退職理由ランキング:本音と建て前。本当はみんなこれが理由で退職していた!
ストレスがたまる業界ランキング:長時間労働が常態化しているあの業界が1位
ストレスが溜まりやすい職種ランキング:IT、営業、医療、最もストレスが溜まる職種は?
会社を辞めたいと思っている人が多い業界:人事担当者のぶっちゃけ座談会
就職したらヤバいブラック業界? イメージの悪い業界ランキング
就職したらヤバいブラック業界? イメージの悪い業界ランキング1位
就職したらヤバいブラック業界? イメージの悪い業界ランキング2位
就職したらヤバいブラック業界? イメージの悪い業界ランキング3位
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