働きやすい会社ランキング：不祥事発覚で存続が危ぶまれるあの会社もランクイン

新聞社（全国紙）がまとめた働きやすい会社ランキングです。

連結従業員数2000人以上の会社や上場企業の中でも日経株価指数300に採用されている会社、それらに準じるような有名企業を対象とした調査だということもあり、ランキングに出てくる会社名は誰もが聞いたことがある会社がほとんど。

そういったこともあり、働きやすい会社として上位にランキングされた会社もほとんどが大手優良企業。その中でも従業員に待遇、福利厚生面でも恵まれた環境を提供できるような体力のある、業績のよい会社が上位を占めています。ある意味、当然の結果と言えば当然の結果です。

今回調査での首位はパナソニック株式会社（Panasonic）。前年は4位でしたが、順位を上げ働きやすい会社ナンバー1の評価を得ました。

経営の神様と呼ばれる、創業者の松下幸之助の考えが企業文化としてパナソニック浸透していることが働きやすい会社と評価される土壌となっていると言えそうです。

人を育てることを大切にしているため、理解ある人、優しい上司・優しい人が多いという口コミが見られます。

人柄の良い人、優秀な人が多い上に、超優良企業であり、給与等といった報酬面以外にも福利厚生や会社設備も充実している点が相乗効果となって働きやすい会社としての評価が高いと言えそうです。

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上位の顔ぶれは例年と大きく変わりませんでした。

特徴的なのは10位に入ったイオン。前年が50位でしたので急上昇です。

1年足らずでそこまで急激に働きやすさが変わるはずはありませんので、たまたまと見てよいのではないかと思いますが、社内で大きな制度改革などが行われたのかもしれません。

イトーヨーカドーが従業員を大幅に削減するというニュースが流れた直後でしたので、イトーヨーカドーとの比較でイオンの方が働きやすいと判断されたのかもしれません。

本調査の100以内にランキングされた会社の中にはリストラや不祥事で話題となった会社もちらほら見られます。

不祥事と働きやすい会社とは評価の軸が違うのかもしれませんが、リストラを大々的に実施した会社が上位にランキングされるのはどうかという印象を受けました。

ちなみに、従業員が働きやすい会社として評価する上で重視する項目は休日の取りやすさと労働時間。これも昔から変わりません。

調査対象は上場かつ連結従業員数2000人以上の企業、日経株価指数300採用銘柄300社とそれらに準じる有力企業の計1，581社ですが、アンケートの有効回答は480社だそうです。

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　前年4位のパナソニックが首位となったそうです。と言っても、上位の顔ぶれは例年あまり変わらないのですが。例外は10位に入ったイオンでしょうか。前年50位からの大躍進です。1年でそんなに働きやすさが変わるとは思えませんのが、社内で何か制度改革でも行われなのでしょうか。イトーヨーカドーが従業員を大幅に削減する発表をした直後ですので、相対的にイオンの働きやすく感じられたのでしょうか。　日本IBMはじめ、リストラを実施した会社はランキングを下げる傾向があります。当然と言えば当然ですが。

　ちなみに、従業員が働きやすい会社として評価する上で重視する項目は休日の取りやすさと労働時間。これも昔から変わりません。

　2012年度の調査対象は上場かつ連結従業員数2000人以上の企業、日経株価指数300採用銘柄300社とそれらに準じる有力企業の計1，581社ですが、アンケートの有効回答は480社だそうです。

働きやすい会社ランキング
パナソニックが働きやすい会社と言われる理由

働きやすい会社ランキング

順位	企業名	得点
1	パナソニック	511.16
2	日立製作所	503.55
3	東芝	503.52
4	ダイキン工業	502.86
5	ソニー	500.06
6	第一生命保険	490.51
7	富士フイルム	488.08
8	キヤノン	483.83
9	イオン	481.78
10	損害保険ジャパン	478.75
11	NTT東日本	478.21
12	シャープ	475.30
13	凸版印刷	473.60
14	日本IBM	469.34
15	三井住友海上火災保険	469.24
16	東京海上日動火災保険	469.07
17	リコー	467.25
18	信越化学工業	460.17
19	武田薬品工業	456.50
20	東レ	455.82
21	コニカミノルタホールディングス	455.73
22	富士通	455.67
23	SCSK	451.46
24	三菱電機	450.73
25	三菱商事	449.70
26	ネスレ日本	445.73
27	NEC	445.34
28	NTTコミュニケーションズ	444.31
29	サントリーホールディングス	443.65
30	帝人	442.91
31	三菱UFJ信託銀行	441.11
32	資生堂	440.82
33	日立ソリューションズ	439.49
34	大日本印刷	439.31
35	花王	437.96
36	住友商事	437.34
37	NTTデータ	436.26
38	ゆうちょ銀行	436.08
39	デンソー	435.67
40	住友化学	433.86
41	キリンビール	433.16
42	トッパン・フォームズ	432.46
43	あいおいニッセイ同和損害保険	432.22
44	NTT	431.72
45	日産自動車	431.70
46	クラレ	431.60
47	TDK	431.60
48	マブチモーター	431.13
49	積水化学工業	429.76
50	大和証券グループ本社	429.54

パナソニックが働きやすい会社と言われる理由

パナソニックが多くの人に働きやすい会社として評価されている主なポイントは以下となります。

歴史とブランド価値: パナソニックは長い歴史と豊富な経験を持つ日本の大手電子企業です。そのブランド価値と信頼性は、従業員の会社に対する評価の向上につながります。企業が安定して成長してきたことは、長期的なキャリア展望を持つ人々にとって会社を評価する重要な要素でもあります。
ダイバーシティとインクルージョン: パナソニックは多様性と包括性を尊重し、異なるバックグラウンドや経験を持つ人々が協力し合い、創造的なアイディアを出し合える環境を提供しています。性別、国籍、能力などの違いを尊重し、全ての従業員が尊重される文化が根付いています。
ワークライフバランス: パナソニックは従業員のワークライフバランスを重視し、柔軟な労働条件を提供しています。リモートワークやフレックスタイム制度などが導入されており、仕事とプライベートの両方を調和させることが可能です。
キャリア開発と成長: パナソニックは従業員のスキル向上とキャリア成長を支援する仕組みを整えています。専門的なトレーニングプログラムやキャリアパスの明確化、プロジェクトへの参加などを通じて、従業員は自己成長を促進できます。
イノベーションと挑戦: パナソニックは常に新しい技術とイノベーションに取り組む企業文化を持っています。従業員は自身のアイディアを提案し、新しいプロジェクトに参加する機会が与えられます。挑戦的なプロジェクトに関わることで、個人のスキル向上と成長が期待されます。
社会的貢献と環境への配慮: パナソニックは社会的責任を果たすために、環境への配慮や社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。CSR（企業の社会的責任）活動を通じて、従業員は自身の仕事が社会や地域にポジティブな影響を与えていると実感できます。
コラボレーションとチームワーク: パナソニックはチームワークを重視し、異なる部門やバックグラウンドを持つ人々が協力して問題を解決するカルチャーを持っています。コラボレーションを通じて、従業員は幅広い視野を得られるだけでなく、新たなアイディアの創出にも貢献できます。