一般的に厳しいと言われる50代での転職。それでも転職にチャレンジする人は少なくありません。
リスクも多い50代で転職する理由はなんでしょうか。
こんにちは!天職倶楽部を運営するKENです!
天職倶楽部では、各社の人事担当者やキャリアアドバイザー、キャリアアップを目指す人達が交流し、転職だけでなく、キャリアアップ、成功に役立つ情報を提供しています。
私、KENの20代と言えば、自分でもあきれるほどの冴えないサラリーマンでした。
今もとんでもないキャリアを築いたわけではありませんが、年収も1,000万円台の半ばに達し、それなりに成功できたと思っています。
まだまだ上には上がいますが、気持的にはもう十分。今は天職倶楽部の一員として、転職やさらなるキャリア形成を目指す人達のサポートを行っています。
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この記事では、天職倶楽部に在籍する現役キャリアアドバイザーが、
50代の転職では年収が下がるのが普通なのかを解説します。
転職のきっかけランキング(全年代)
以下は転職経験者が転職したきっかけのランキングです(50代だけでなく、全年代のランキングです)。
どの年代でも給与に対する不満が転職のきっかけの上位にランキングされますが、全年代を通しては、労働時間や労働環境への不満が1位となっています。
労働時間や労働環境が悪くても給料が高ければ我慢できるという場合も多く、この辺りはバランスの問題が大きく影響して来ます。
順位 | 理由 | 割合 |
---|---|---|
1 | 労働時間・環境が不満だった | 26.7% |
2 | 給与が低かった | 26.1% |
3 | 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった | 24.0% |
3 | 年収を上げたかった | 23.1% |
5 | 会社の将来に不安を感じた | 21.9% |
6 | 自身の働き方を見直したかった | 18.2% |
7 | 仕事が合わなかった | 17.9% |
8 | 仕事内容が面白くなかった | 17.3% |
9 | 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった | 16.7% |
10 | 会社のビジョンや方向性に疑問を感じた | 14.9% |
10 | 休日が少なかった | 14.9% |
10 | キャリアアップがしたかった | 14.9% |
転職のきっかけランキング(50代)
こちらは50代の転職きっかけランキング。
全年代ではトップだった労働時間や労働環境に対する不満は5位まで下がります。
一方で、「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らない」が1位となり、割合も2位の給与が低かったよりもかなり高い割合となっています。
順位 | 理由 | 割合 |
---|---|---|
1 | 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった | 34.5% |
2 | 給与が低かった | 27.3% |
2 | 年収を上げたかった | 27.3% |
4 | 昇進・評価が不満だった | 18.2% |
5 | 労働時間・環境が不満だった | 16.4% |
5 | 雇用形態に満足できなかった | 16.4% |
5 | 仕事内容が面白くなかった | 16.4% |
50代ともなると経営層や上司はほぼ同年代。年下の社員が上司ということも少なくなって来ます。
一概には言えませんが、経営層となった50代社員とその他の50代社員で大きな能力の差はなく、配属先や携わった仕事、上司との関係性等で経営層とその他の差が付いたという例は少なくありません。
会社全体のことを良く理解しているベテラン社員にとって経営層の判断が適切でないと感じる場面は少なくありません。また、50代となると賃金等の高さと残りの勤続年数の短さもあり、会社からお荷物扱いとされていると感じる場面も少なくなく、そういった面で50代社員の不満が高まる傾向があるようです。
会社に長くいて会社のことを良く理解している社員ほど、自分自身と大差のない経営層が打ち出す方針や考えに賛同できないということが多くなります。
同年代・同レベルであるが故に抱く不満。同年代の経営層や上司としてはやりにくいところでもあります。そういったこともあり、一定の年齢の社員を排除していこうという力が働くのかもしれませんね。
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50代転職者の年収状況(増減)
50代の転職のきっかけランキングでは、「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」がランキング一位となりましたが、やはり50代ともなると給与水準も一定レベルにあり、転職したとしても長くて10年ほどしか働けないということもあって、年収を上げるために転職しようというモチベーションは他の若い年代に比べて下がってきます。
ただ、どうせ働くのならば給与の高い会社でというのは当然の判断で、50代で転職する方の大半が年収のアップ、少なくとも現状維持を希望されます。
では、50代での転職で年収はどのようの増減しているでしょうか。以下の表で実態を紹介します。
年収の増減 | 50歳~54歳 | 55歳~59歳 |
1割以上増加 | 18.6% | 12.7% |
1割未満増加 | 6.8% | 17.5% |
変わらない | 36.3% | 33.2% |
1割未満減少 | 7.0% | 6.9% |
1割以上減少 | 31.1% | 28.8% |
50代の転職で1割以上年収が上がる人も一定数いますが、1割以上年収が下がる人が3割、1割未満の減少の人を加えると約4割の人が年収減となるのが現実です。
この調査では元々の年収がいくらだったのかが考慮されていませんが、上場企業などで比較的高収入で合った人の場合、ごく一部の人は年収が上がることもあるようですが、大半は年収が大きく減少します。
50代転職では年収の高い人ほど年収が下がる比率も大きいと考えて転職活動に入る方がショックは少ないかもしれません。
実例:年収1,200万円の上場企業課長が転職した場合の年収
某有名IT企業の課長の実例です。
世界中で事業展開する日本トップクラスのIT企業の課長(今は課長という役職はありませんが、課長クラスということで課長と記載)。
年齢55歳。入社以来、経理・財務畑一筋。
数年前までは部長クラスでしたが、グループ会社の再編をきっかけに自らグループ会社への転籍と部長クラスから課長クラスへ格下げを選択。
さらなるグループ会社の再編と早期退職制度を利用することで多額の割増退職金を得られることもあり、転職を決意。転職エージェントに登録したところ、紹介された案件は…
中小企業の経理幹部社員の仕事を何社か紹介されましたが、月収は20万円台。年収は400万円程度でした。
景気の良いときは半期のボーナスで300万円を超えることもあった身としては衝撃の金額でした。
ただ、中小企業ではこれが現実。大企業の幹部社員経験者であっても出せる金額は限られています。
50代で転職は無理ですか? 2年前から転職活動をして、 既に150社ほど応募していますが、内定は0です。 面接は5社受けて、1社だけ2次面接までいきました。 リクルートやデューダのエージェントサービスなどを利用しています。 50代で転職に成功した方はいませんか?
無理ではないと思います。 ただやはりスキルや能力に見合ってるとこでないと、年齢というハンデが大きいので難しいと思います。
もう普通に介護ドライバーとか、警備とか、タクシーとか働ける仕事をした方が良いですよ。50代で転職できる人は大学卒業後も何十年と勉強を重ねて、スキルもあり、マネジメント能力もある人です。
特別なスキルがあるなら可能性はありますが、スキルがない場合は、単純労働系になってしまうかと。。あと介護職はユニバーサルサービス(全国一律)なので、地方ほど就職は容易で50代の新人とかザラにいます。
50代なかばの男性です。早期退職で世間に放り出されました。転職先は肉体労働ばかりで20代30代の若者に怒鳴られてばかりで転職を繰り返しています。スキル無しのおっさんにはこれが普通なのでしょうか。
自分も仕事探してますが、やはり転職したら自分より年下の上司がてきるのは仕方ないですね。そういうプライドは無くして頑張ってましたが、パワハラで訴えられた事もある上司が転勤してきて、集中攻撃されて辞めました。すぐに仕事が見つかると思ってましたがアルバイトすら50代になると採用されません。清掃関係しか無理かもしれません。本当に生きて行きにくい世の中です。不採用でもめげずに仕事探すことしかありませんね。財産がない場合は生活保護に頼って生きるしか道のない世の中です。
53歳で私も3末で早期退職します。失業保険をもらいきってから仕事をさがすつもりですがオッサンの再就職は厳しいみたいですね!
心配させて申し訳ないけどホントに厳しいですよ。糞みたいな扱いになるんですよ。精神障害になりました。
51才、ドライバー職です。 上司は30代半ばです。 若者に上手に使われる、という考え方を持ちましょう。 使って下さってありがとうございます、と。 それができなければ、どこ行っても無理だと思います。
53歳会社を辞めるのも地獄、続けるのも地獄 こういった場合やはり居座るべきでしょうか? 仕事を与えられなく干されても 給料を下げられても、居続けるべきでしょうか? 普通解雇と言われるのまでいますか? 皆様の方の見解をお聞きしたいと思います。
転職できる能力がなく、給与泥棒状態なら居続けるべきでしょう。 転職できる能力があるなら、さっさと辞めますが。 給料を不当に下げられたら、労働基準監督署に相談した方が良いです。 給与が元に戻ったり、不当に下げられた分を取り戻せるはずです。
給料もらえるうちはいるべきでは 辞めて給料なくなったら今とは比較にならない地獄では?
立ってるだけでほぼ仕事らしい仕事してません。 それは私の仕事を若い人に奪われてるからです。 教えるだけ教えて私のフォローは 一切ありません。 配置換えや拒否すれば解雇をちらつかせ 自主退職においやる腹つもりは容易に想像できます。
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私は40代の時に20年以上務めたメーカー子会社が倒産、ブラック2社で散々な目に合いましたが、54才でドンゾコ会社から大手子会社に転職したものです。
私の実体験からいいますと、まず600万円は絶対にあり得ません。 私は二か国語はなせて、資格や検定60持っています。半分は趣味の検定みたいなものですけど、それでも資格60は行く先々で褒められます。学歴も遜色ないし、職歴も悪くはないです。
その私が約60社応募して面接までこぎつけたのは12社、内定6社でした。今年の年収は契約社員で327万円です。
人手不足ではありますがが、40代以降は世間の一般的な相場は中途採用は初任給18万、賞与は5万から10万、年収は残業やって280万の契約社員が相場です。職種も警備員、派遣、請負、配送、介護そんなもんです。私は製造業がながかったのですが、工場は派遣ばかりでした。これが現実なんですよ。スキルがあろうが実績があろうがオジサンの価値なんてそんなもんです。そもそもオジサンなんて雇いたくないんですよ。
うちの会社は清掃部門があり時給1200円で募集しています。以前は中高年の女の人だけでしたが、いまでは若い人や私と同世代の男の人も入ってきます。 まあ、今は年收250万いけば万々歳でしょう。求人サイトに登録して応募してみれば自分の価格がわかります。
幸い、今の職場は良い職場で、先日正社員の登用試験があり、3倍の倍率を乗り越えて合格、4月1日付で正社員になれます。年収も40万位上がると思います。65歳まで正社員でいられるし誰でも知っている大手の子会社なので経営も安定、財務もかなり良い会社です。前の2社がドンゾコだったので会社には恩を感じています。50代で資格も普免しかないとパートがあればよい方だと思います。
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リストラをされながら、簡単に自分の希望する仕事に就けると思っていましたか。結局、プライドだけ高く、自分の現状を理解していないような人だったから、リストラされたのでしょう。 仕事があったとしても、あなたのような人は、採用はされないでしょう。企業が欲しいのは、年齢に関係なく謙虚で、やる気がある人です。 後、年齢は関係なく、実績経験があり、仕事が出来る人が上です。年下に怒鳴られるのを前提に考えるって、どれだけ人並みの事が出来ないんですか。
エージェント経験ありです。 50台の転職となりますとほぼ部長から役員クラスので転職です。 一般職の転職やキャリアチェンジなど幻想だと思ってください。 後はあなたの経歴次第です。 箸にも棒にも掛からぬのならば年収は400以下なんてザラです。 下手したら長期化しアルバイトに転落する方々も大勢います。 この年代になると何か大きなプロジェクトを動かすか?独立起業を考える年代です。 間違いなく一般職や現在よりも役職が低いのであれば年齢的、精神的に大変苦労します、上下の突き上げが酷いので。
50代の転職が楽なわけがない。それでも転職せざるを得ない人が沢山います。
まずは転職エージェントに登録してみて自分の市場価値を確認してみることです。
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