誰もが今よりも良い条件の会社に転職したいと思いますが、実際は転職に失敗し、前の職場の方が良かったと後悔する人も少なくありません。
日本の転職市場では、転職回数が多い人は問題のある人と捉えられ、転職回数が多いほど転職が難しくなります。
1度転職に失敗してしまうと、再度転職することで転職回数が増えてしまうデメリット、短期間で会社を辞めた人（問題ある人と疑われかねない）と見做されるデメリットなど様々なデメリットが発生します。
それらのデメリットを避けるため、失敗した転職先企業で何年も我慢して働き続けないといけないなんてことにもなりかねません。
当記事では、転職でありがちな失敗事例を紹介しています。
数少ない転職機会を無駄にしないためにも、転職失敗事例とその対策を理解して転職活動に取組むことが大切です。
こんにちは！天職倶楽部を運営するKENです！
天職倶楽部では、各社の人事担当者やキャリアアドバイザー、キャリアアップを目指す人達が交流し、転職だけでなく、キャリアアップ、成功に役立つ情報を提供しています。
私、KENの20代と言えば、自分でもあきれるほどの冴えないサラリーマンでした。
今もとんでもないキャリアを築いたわけではありませんが、年収も1,000万円台の半ばに達し、それなりに成功できたと思っています。
まだまだ上には上がいますが、気持的にはもう十分。今は天職倶楽部の一員として、転職やさならるキャリア形成を目指す人達のサポートを行っています。
転職失敗事例
給与や待遇が説明と違った
入社して見たら、面接時に聞いた給与や待遇と全く違ったという事例はよく見られます。給与や待遇に限らず、仕事内容や配属部署などでも聞いていた話と違うということもよくあります。
イメージ通りということもなかなかありませんので、若干の認識の相違はあり得ることとして考えておく必要がありますが、入社してから聞いていた話と違うと訴えても、会社での立場が悪くなったりするリスクもあるため、泣き寝入りというパターンが多く見られます。
社風が合わなかった
誰が見ても異常と思える社風の会社もあれば、単純に自分の性格と社風が合わないという場合もあります。
初めは社風が合わないと思っても、次第に慣れて何も感じなくなることも珍しくありませんが、明らかに社風が合わない場合は大きなストレスとなるため、転職失敗と言えます。
ただし、社風というのは入社して見るまでなかなか分からないものです。また、同じ会社でも部署毎に雰囲気や環境が違うことも多く、会社の社風と職場の雰囲気が大きく異なることも珍しくありません。
未経験の仕事に就いたが向いていなかった
未経験の仕事にチャレンジしたが、想像と違っていた、思った以上に向いてなかったということもよくある失敗事例です。
転職する前に希望職種の仕事内容などを十分に調べておき、ミスマッチが起きないように努めましょう。
転職で違う会社に勤め始めること自体が大きな環境変化になります。その上で未経験の仕事に就くことは更なるリスクを伴うことでもあるので、事前準備と覚悟が必要でもあります。
経験やスキルを活かせない職場だった
新しい仕事にチャレンジしたいという思いで転職した人に多い失敗事例で、前職での経験やスキル、知識が全く活かせない職場に転職してしまったというケースです。
新しい会社、職場に期待されて招かれた上で、一人前の働きをできないということでつらい思いをする可能性も高くなります。
残業、休日出勤が多かった
想像よりも残業や休日出勤が多かったというのもよくある失敗事例です。
求人情報に書かれていた残業時間を目安に入社の判断を行うことも多いので、その残業時間よりも実際の残業が多いと聞いてたのと違うという不満や転職を失敗したと感じることが多くなります。
繁忙期なのか、同じ会社でも部署の違いや同じ部署でも担当業務の違いで残業時間や休日出勤の状況は違ってきます。
実際に入社してみないと分からないところも多く、当たり外れの多いケースでもあります。
上司や同僚と合わない。人間関係が悪い
上司や同僚と合わない、人間関係が悪いといったことで転職を失敗したと感じるケースも多くあります。
人間関係の問題はどの会社、どの職場でもあり得ることで、運次第とも言えます。
前職の人間関係の方がよかったと後悔することもありますが、前職の人間関係がそのままの状態で永続する保証はありません。
転職するということは人間関係が大きく変わることでもあり、人間関係の悪い職場に当たるリスクは常について回るため、どんな人間関係の職場に当たっても仕方ないといった覚悟を持っておく必要があります。
職場環境が良くない、合わない
実際に働いてみると職場の設備や環境が良くない、合わないということも少なくありません。
大手企業ですと、どの会社も比較的職場環境が一定レベルに整えられていることが多くなりますが、中小企業などでは劣悪な職場環境ということもあります。
慣れの部分もあるため、以前からその職場に勤めている人にとっては普通の環境でも、後から入ってきた転職者から見るとびっくりするような職場環境だったりすることもあります。
面接や会社訪問時にしっかりと社内の様子を確認しておくことも大切です。
正当に評価されない
成果評価の方法も各社それぞれですし、通常、それぞれの職場にはその職場で高く評価されている社員がいるものです。
転職して新しく入社した社員の方が優秀で、高い成果を上げていても、以前からその職場にいた社員の方が高い評価を得るということは往々にしてあります。
このように、自身の成果を正当に評価されないことで転職を失敗と考える事例も多く聞きます。
転職者は慣れない職場、慣れない仕事の上、それらのハンディを背負いつつ成果を出し続けて、社内の評価を高めて行くことになります。
本当に実力主義、成果主義でつらい
年功序列の会社に見切りをつけて実力主義、成果主義の会社に転職してみたところ、あまりの社内競争の激しさに転職を失敗したと思うケースも少なくありません。
特に転職直後はなかなか仕事の成果も上げられないことが多いため、実力主義の厳しさを一段と感じることが多くなります。
部署内での競争が激しく、社員間もギスギスした雰囲気が強くなる傾向もあり、転職失敗と感じる人も多いようです。
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