転職を成功させるには転職エージェントを何社登録するのがベストか。
どのような組み合わせで転職エージェントを登録すればよいかを現役キャリアアドバイザーが紹介します!
また、転職エージェントを複数登録した場合のメリットとデメリットを詳しく解説します。
おすすめの大手総合型転職エージェント |
リクルートエージェント
求人保有数No.1。転職社の大半が利用する転職エージェント最大手 doda マイナビジョブ20's(トゥエンティーズ)
20代、第二新卒、既卒者向けに特化した大手総合型転職エージェント |
天職倶楽部を代表して、転職エージェントに複数登録した場合のメリット、デメリット、
天職アドバイザーの本音をぶっちゃけさせてもらいます。
転職エージェントには複数登録すべきか
初めての転職活動です。転職エージェントを利用した方がよいという話は聞きますが、転職エージェントがたくさんあり過ぎてどこを選べばよいか、1社だけに絞らないといけないのか全く分かりません。
まず、転職エージェントに何社登録すべきかお話しする前に、転職エージェントに複数登録すべきかどうかをお話しします。
結論から言えば、複数の転職エージェントに登録すべきです。
転職エージェントには大きく、総合型の転職エージェントと専門特化型の転職エージェントがあります。
総合型の転職エージェントは広く浅くあらゆる業界への転職を対象としますが、専門特化型の転職エージェントは特定の業種・業界や特定の年齢層などに特化した転職支援を行います。
それぞれの転職エージェントには得意不得意の分野があり、1つの転職エージェントだけを利用する転職活動では不得意分野への転職チャンスを逃すことになりかねません。
また、単純に転職エージェント自体やそこに所属するキャリアアドバイザーの当たりはずれもあるため、複数の転職エージェントに登録することは必須とも言えます。
さらに言えば、他の転職エージェントにも登録していることをそれぞれの転職エージェントに伝えておいた方がよいです。転職エージェントも競争していますので、早期の転職実現に向けて良い案件をより早く紹介してくれる可能性も高まります。
キャリアアドバイザーとの相性も重要です。
通常、ひとつの転職エージェントでは一人のキャリアアドバイザーが割り当てられます。
キャリアアドバイザーとの相性が悪くてもすぐに別のキャリアアドバイザーに交代してもらうのは心理的にもハードルが高いため、初めから複数の転職エージェントに登録、複数のキャリアアドバイザーと面談することで、相性の良いキャリアアドバイザーに巡り合う可能性が高くなります。
転職エージェントは何社登録すべきか
は、何社の転職エージェントに登録するのが良いのでしょうか。
理想的な転職活動を行うためには、総合型の大手転職エージェント3社、専門特化型の転職エージェント3社の合計6社に登録することをおすすめします。
実際には厳密に6社ではなく、6社前後というイメージになります。
では、なぜ6社が理想的なのかを説明します。
まず、総合型の大手転職エージェントに登録するのは、求人の絶対数が多く、転職先の選択肢が広がるのと大手ならでは手厚い転職支援サービスを受けられるからです。
特に有名企業や大手企業の優良求人は大手転職エージェントに集中する傾向にあるため、大手転職エージェントに登録しないとそれらの企業に転職するチャンスを失うことになりかねません。
総合型の大手転職エージェントは以下の3社になります。
おすすめの大手総合型転職エージェント |
リクルートエージェント
求人保有数No.1。転職社の大半が利用する転職エージェント最大手 doda マイナビジョブ20's(トゥエンティーズ)
20代、第二新卒、既卒者向けに特化した大手総合型転職エージェント |
担当キャリアアドバイザーとの相性面、より多くの求人情報を得るために3社全てに登録すべきですが、マイナビエージェントは若手社員の転職に注力しているので、40代以上の方はリクルートエージェントとdodaの2社を登録必須と考えてください。
特化型の転職エージェントへの登録は、希望する業界・職種に特化した転職支援をしてもらえるのと大手総合型転職エージェントには集まらない特化した求人情報を得ることができるからです。
特化型転職エージェントを3社登録としたのは、特化型転職エージェントは中小規模の会社が多く、会社自体や所属するキャリアアドバイザーの質に当たりはずれが大きいため、3社は登録してみる必要があると考えるからです。
経営基盤が安定していない転職エージェントは、転職者の希望よりも転職を成立させることを優先せざるを得ないといったこともあります。
大手転職エージェントと平行して利用し、その違いを把握しておくことも重要です。
登録する転職エージェントの組合せについて
では、転職エージェントを複数登録する場合、どのような組合せで登録するのが良いでしょうか。
年代等の条件別におすすめの転職エージェントの組合せを紹介します。
区分 | 組合せ | 備考 |
---|---|---|
20代 | リクルートエージェント doda マイナビエージェント + Being Career 20代転職の窓 マイナビジョブ20’s | 20代はポテンシャル重視の採用が多いため、業種-業界特化の転職エージェントよりも年代に特化した転職エージェントを選ぶことをおすすめします。 |
20代 ハイクラス | リクルートエージェント doda マイナビエージェント + ASSIGN ビズリーチ パソナキャリア ハイクラス | 20代でも一定のスキルがある方、 ワンランク上の転職を目指す方はハイクラス転職専門の特化型転職エージェントを併用することをおすすめします。 |
30代 ハイクラス | リクルートエージェント doda マイナビエージェント + ビズリーチ JACリクルートメント パソナキャリア ハイクラス | 30代からの転職は、基本的に特定業界・職種をターゲットにしたものとなって来ますので、それらに特化した転職エージェントを選ぶことになりますが、ハイクラス転職を目指す場合は先の転職エージェントをおすすめします。 |
女性 | リクルートエージェント doda マイナビエージェント + パソナキャリア type女性の転職エージェント | 通常、どこの転職エージェントも男女問わず転職支援サービスを提供していますが、先のように女性の転職に強いことを売りにする転職エージェントもあります。 |
転職エージェント | |
大手 総合型 | リクルートエージェント 求人数No.1。転職者の8割近くが利用。 doda 満足度No.1。手厚いサポートが売り。 |
ハイクラス | JACリクルートメント ハイクラス転職に強み。東証プライム市場上場企業 |
若手 | 第二新卒AGENTneo 第二新卒、既卒、フリーター等、若手転職に特化 |
ITエンジニア | レバテックキャリア IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門 GEEKLY IT・WEB・ゲーム業界に特化した転職エージェント |
外資系 | 英語転職.com JACリクルートが運営する英語力を活かす転職サイト |
その他 | 工場求人ナビ 工場系の仕事に特化した転職サイト 飲食・販売系転職支援サービスitk 飲食業に特化した転職支援サービス 飲食特化型転職サイトFoods Labo 外食産業・飲食業界特化の転職支援サービス 介護専門求人サイト かいご畑 介護職に特化した転職・派遣紹介サービス |
転職エージェントを複数登録するメリット
複数の転職エージェントに登録するのは間違いなく手間が増えるというデメリットもありますが、それ以上に得られるメリットがあります。
転職エージェントを複数登録するメリットは大きく以下の3点になります。
より多くの求人情報に触れられ、選択の幅が広がる
それぞれの転職エージェントは一般公開している求人情報のほかに、登録者だけに紹介する非公開求人情報やその転職エージェントだけが独占して扱う独占求人という求人情報を持っています。
これらの求人情報は、自社の社員や競合他社に知られずに採用活動を行いたいという企業が利用しているもので、複数の転職エージェントに登録することでそれらの求人情報を紹介してもらえる可能性が高くなります。
人気企業は求人を公開すると応募者が殺到するため、採用活動を円滑に行うために非公開求人という形を取ることが多いです。
また、リストラで社員を解雇しつつ新たな社員を採用しようとする場合や、求人情報から自社がどのようなビジネス展開を目指しているかを競合他社に知られないようにしたいといった事情で非公開求人という形を取ることも多いですね。
人気企業や各社が力を入れているビジネスは転職エージェントに登録しないと知ることができない「非公開求人」となることが多いということですね。
より相性の合うキャリアアドバイザーを選べる
転職エージェントに登録すると登録者に対して専任のキャリアアドバイザーが付き、転職活動をサポートしてくれることになります。
ただ、キャリアアドバイザーも人それぞれです。キャリアアドバイザーとしての能力もまちまちですし、性格的なところで相性が合わないということもままあります。相性の合わないキャリアアドバイザーと転職活動を行うことは非常にストレスが溜まりますし、間違いなく転職活動にマイナスの影響を与えます。
専任のキャリアアドバイザーを変更してもらうことも可能ですが、言い出しにくかったり、不利益を被るのではという不安もあると思います。
複数の転職エージェントに登録することで、キャリアアドバイザーを比較することが可能になり、最終的にはベストと感じるキャリアアドバイザーがいる転職エージェントをメインに転職活動を行うことをおすすめします。
転職エージェントが得意とする分野が異なる
数十万件の求人情報を抱え、毎年数千人単位の転職実績を積み上げる転職エージェントもあれば、専門分野に特化して少数精鋭で転職支援を行う転職エージェントもあり、転職エージェントが転職支援を行う業界・業種や得意分野はそれぞれ異なります。
初めから1つの転職エージェントに絞ってしまうことは、その転職エージェントが得意としない分野への転職可能性を著しく下げてしまうことになり、転職希望者にとって良いことはありません。
特に中小の転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーの質にばらつきが大きかったり、営業成績のために応募者の希望を無視して転職を進めたりといったことあります。
大手の転職エージェントと比較して違いを肌で感じておくことも大事です。
おすすめの大手総合型転職エージェント |
リクルートエージェント
求人保有数No.1。転職社の大半が利用する転職エージェント最大手 doda マイナビジョブ20's(トゥエンティーズ)
20代、第二新卒、既卒者向けに特化した大手総合型転職エージェント |
転職エージェントを複数登録するデメリット
転職エージェントを複数登録するメリットとデメリットを比較するとメリットの方が圧倒的に大きいのですが、主なデメリットは以下になります。複数登録のデメリットも知り、上手く立ち振る舞うことで転職エージェントを複数利用することのメリットを最大限享受できるようにしましょう。
転職活動の手間が増える
転職エージェトの数に比例して、転職エージェントとのやりとりに取られる時間は増加します。面談、メール・電話対応等が増え、スケジュール管理も煩雑になります。
また、キャリアアドバイザーはレスポンスが早く、転職意欲の高い人を優先してサポートしますので、全ての転職エージェントに対して完璧な対応をしようとすると体力的にも精神的にもかなりの負荷となります。
複数の転職エージェントに登録するメリットを活かすためには、転職エージェントが保有する求人情報やサービス内容、キャリアアドバイザーとの相性を考慮して、徐々にメインとして利用する転職エージェントとサブとして利用する転職エージェントに分けて付き合い、最終的には良い求人を紹介してくれる転職エージェントと良い支援をしてくれる転職エージェントの2社、あるいは両方を兼ね備えた1社に絞って行くのが得策です。
転職エージェント内での優先度を下げられるリスクがある
各転職エージェントのキャリアアドバイザーは転職を成立させることで評価されます。応募者が複数の転職エージェントに登録していることが分かると支援をしても自身の成果とならないリスクも高まるため、転職支援の優先度を下げられるというリスクも考えられます。
一方で、複数の転職エージェントに登録する人は転職意欲が高い人であるとも判断されます。キャリアアドバイザーは1件でも多くの転職を成立させるため、転職意識が高い人を優先して支援します。キャリアアドバイザーから見ると複数の転職エージェントに登録している人は、他社に成果を取られてしまう可能性はあるものの、比較的早く転職を決断してくれるメリットも考えられる人となります。
複数の転職エージェントに登録した場合は、その旨をキャリアアドバイザーに伝えつつ、積極的な支援を受けられるように自身の転職意欲の高さをアピールしましょう。
また、メインと決めた転職エージェントに対しては、レスポンス良く対応し、売りやすい人材であると感じてもらえるようにしましょう。
結局のところ、転職エージェントには何社登録するのが良いのでしょうか?
総合型の大手転職エージェント3社、特化型の転職エージェント3社ですね。
その中から最終的には1~3社に絞ることになります。求人情報の質、量の観点から総合型の大手転職エージェントは仮にサブ扱いであっても最後まで利用した方がよいです。
- 求人数が業界ダントツNo.1。 大手企業・人気企業の非公開求人情報を多数保有
- リクルートグループの強みを活かし、優良求人情報を多数保有
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- 10代、20代の就職・転職に特化した転職エージェント
- 第二新卒・既卒、高卒、中卒、フリーター、ニートの転職に専門特化
- 学歴・経歴不問の未経験歓迎求人情報が豊富
- 顧客満足度No.1。専任アドバイザーによる手厚いサポートが売り
- 業界2位の豊富な求人情報を保有。3位の転職エージェントの求人数とは大きな差がある。
- リクルートエージェントとは異なる求人も保有。非公開求人情報も多数。
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