社会人3年経験したら本当にやりたかった仕事に転職しよう：第二新卒は超売り手市場

新卒で就職したけど思っていた仕事と違う、そう感じている若手社員は多いと思います。
また、新卒採用時には第一志望の会社に行けなかったが、やはり今でも第一志望の会社で働きたい、という方も多いのではないでしょうか。

石の上にも3年。どんな仕事でもまずは3年頑張ってみろと言われます。

実際に3年経ったとき、やはり本当にやりたい仕事はこれじゃないと感じたとき、どうすればよいのでしょうか。

実は、転職市場では新卒入社後およそ3年以内で転職する第二新卒者は転職に非常に有利だと言われています。特に3年働いてみた上で転職する25才前後の第二新卒者は超売り手市場にあると言えます。

当ページでは、現役の転職アドバイザーが社会人を3年程経験した第二新卒者がする上で知っておくべきポイント等を詳しく解説します！

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社会人3年で転職するのは有利か不利か

新卒で入社し、3年間会社勤務をしましたが、転職したいと思います。
将来的なことも考えて、社会人経験3年で転職するのは良いことでしょうか。

今は外資系企業のようにキャリアアップをするためには転職を繰り返すという考え方も広がってきており、若い会社では勤続年数をあまり気にしない傾向が強くなってきていますが、歴史ある企業や保守的な企業では3年以内での転職をマイナスポイントと考える傾向があります。

社会人3年目は転職の最大のチャンス

今は、社会人を3年経験したら一度そこで立ち止まり、自分自身のキャリアプランを改めて考えるというのが良いとされています。

その段階で転職を考えることは前向きな転職として捉えられるようになって来ており、採用する側から見ても社会人3年目の第二新卒者は採用市場において最も狙い目の人材層となっています。

社会人経験3年の第二新卒者が求められる主な理由は以下になります。

・基本的なビジネスマナーを身につけ、ある程度の実務経験があると期待される

・前職での癖や慣習が染みついておらず、自社のやり方や企業風土に適合させやすい

・3年間勤めたことで、会社勤めの耐性や責任感を持っていることが想像され、自社に入社後も長く勤務してもらえると考えられる

・3年間勤めたことで、現実的な視点で仕事を捉え、しっかりとしたキャリアビジョンを持って転職活動を行っていると考えられる

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基本的なビジネスマナーと一定の実務経験があると期待される

第二新卒者は、一般的に新卒者と比較して一定の実務経験、ビジネスマナーを習得していることが転職市場で評価されるポイントの1つです。

基本的なビジネスマナーの習得

ビジネスマナーは、どんな職場であっても必要とされるものです。新卒採用では、新入社員に基本的ビジネスマナーを身につけされるために企業はそれなりの負担を強いられます。

第二新卒での転職では若さに加え、そのビジネスマナーをある程度身につけているという人材であるということが大きな武器となります。

コミュニケーションスキル:
良好なコミュニケーションは、ビジネス環境での成功に不可欠です。

第二新卒者は、他のメンバーや上司、クライアントと効果的にコミュニケーションをとる能力を持っていることが期待されます。

クリアで明確なコミュニケーションは、プロジェクトの進行、問題解決、チーム協力において非常に重要ですし、適切なコミュニケーションスキルは、リーダーシップを発揮する上でも不可欠です。

しかし、第二新卒者については、それほどまで高いコミュニケーションスキルを求められるわけではありません。

会社、組織で働くことをがどういうことかを理解し、上司やリーダーの指示を受けて業務を遂行するという意識や行動が取れることが重視されます。

もちろん、社交性やリーダーシップが高いことに越したことはありませんが、それはさらに年齢を重ねてから見極められることになります。

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プロフェッショナリズム
職場でのプロフェッショナルな振る舞いは、信頼性を構築し、組織内での評価を高めことになります。

仕事に対する真摯な姿勢や、納期を守る、細部に注意を払うなどのプロフェッショナルな行動が求められます。

こちらも第二新卒者においては、高いレベルのものを求められるわけではありません。

第二新卒者については、まずは、真摯に仕事に取組む姿勢、期限を守る、注意深く仕事に取組むといった意識を持っていることが重要視されます。

時間管理
仕事を効率的にこなすためには、時間管理スキルが不可欠です。ビジネスマンはタスクを適切に優先順位付けし、時間を効果的に使う必要があり、タイムマネジメントが重要です。

適切な時間管理ができるということは、第二新卒者であっても重視されるポイントです。

ただし、第二新卒者であれば、仕事の締め切りを守る、退社時間までに仕事を終えて無駄な残業をしないといったビジネスマンとしての基本行動が取れる人材であるかが重視されます。

実務経験

第二新卒者は、前職での実務経験があることが転職市場で評価されるポイントでもあります。

高いスキルを身につけている方が有利であることは間違いありませんが、第二新卒においては、身につけたスキルよりも実務経験で仕事の進め方や厳しさを理解し、会社で働き成果を出すことがどのようなことであるか実を持って経験していることが評価されると考えてよいでしょう。

入社1～2年で大きな成果を出せるものではありません。

入社1～2年で自身が成し遂げた成果を職務経歴書や面接で大々的にアピールしても採用者側にとっては大した評価ポイントにはなりません。むしろ、自分の成果を声高に訴える「モンスター社員」、組織における役割や成果といったものの考え方が偏った「勘違い野郎」と捉えられる可能性もありますので気をつけましょう。

スキルの習得
前職で獲得したスキルや知識は、新たな職場での成功に大いに貢献します。

しかし、第二新卒社員が配属される職場は通常、自分よりもスキルの高い社員で構成された部署のはずです。配属先の部署の人たちにとって第二新卒社員が習得しているスキルや知識は極基本的なもののはずです。そのことを意識した立ち振る舞いが求められます。

リーダーシップの習得
前職でリーダーシップの経験を積んでいることはもちろん評価のポイントとなります。

第二新卒者がリーダーシップの経験を持っている場合、大きなアドバンテージとなりますが、第二新卒が転職市場で評価されるポイントは若さと基本的なビジネスマナー、ビジネススキルを習得しているという点です。

リーダーシップも重要なポイントですが、リーダーシップをアピールし過ぎると、自己中心的な性格では？　上司や先輩社員の言うことを素直に受け入れないのでは？　という懸念を抱かせることにもなりかねませんので、第二新卒での転職活動において、リーダーシップをアピールする場合はそういった点も考慮した上でアピールする必要があります。

自己成熟
前職での経験から学び、成長した姿勢は非常に大きな評価ポイントとなります。自己成熟は、新たな職場での適応能力を示すことになりますので、第二新卒ではこの点を大いにアピールすることが大切です。