採用プロセスの裏側では、応募者が見えない部分で何が話し合われているのか、気になる方は多いのではないでしょうか。今回は、匿名で参加していただいた採用担当者たちによる覆面座談会を開催し、採用現場で実際に求められている「本当に欲しい人材」について、その本音を語っていただきました。
こんにちは!天職倶楽部を運営するKENです!
天職倶楽部では、各社の人事担当者やキャリアアドバイザー、キャリアアップを目指す人達が交流し、転職だけでなく、キャリアアップ、成功に役立つ情報を提供しています。
私、KENの20代と言えば、自分でもあきれるほどの冴えないサラリーマンでした。
今もとんでもないキャリアを築いたわけではありませんが、年収も1,000万円台の半ばに達し、それなりに成功できたと思っています。
まだまだ上には上がいますが、気持的にはもう十分。今は天職倶楽部の一員として、転職やさならるキャリア形成を目指す人達のサポートを行っています。
この記事では、天職倶楽部に在籍する現役の採用担当者が、
欲しい人材を解説します。
■20代転職ほかフリーターなど学歴不問の就職
『第二新卒エージェントneo』
■求人情報保有数ダントツNo.1
『リクルートエージェント』
採用担当者が語る「理想の人材像」
1.1 「ポテンシャルよりも即戦力が優先される現実」
参加者A(大手IT企業 採用責任者):
「やっぱり即戦力ですね。特に忙しいときは、ポテンシャル採用って言葉があるけど、正直、すぐに結果を出せる人を求めていることが多いです。新卒採用とは違って、中途採用の場合はすぐにでも貢献してくれる人が優先されがちです。」
参加者B(外資系企業 採用マネージャー):
「私も同感です。うちは外資系なので、即戦力は特に重要です。英語が話せるのは当たり前で、そのうえで専門スキルを持っているかどうかが決定的です。『やってみます』ではなく、『これができます』という自信とスキルが欲しいですね。」
1.2 「自己管理能力が重要」
参加者C(スタートアップ企業 採用リーダー):
「スタートアップだと、自己管理能力がないと困ります。自分で何をするべきか、どう進めるべきかを考え、自律的に動ける人が欲しいです。『指示を待つ』タイプの人は、忙しい現場ではどうしても遅れてしまいますから。」
参加者D(中小企業 採用担当者):
「うちのような規模でも同じです。小規模だと一人ひとりが責任を持って動く必要があります。だから、自分で動ける人材が特に求められますね。管理職ポジションでなくても、自分の役割をしっかり理解して行動できる人が理想です。」
企業が「避けたい人材」とは?
2.1 「柔軟性がない人は厳しい」
参加者B:
「特に外資系では、柔軟性のない人は難しいですね。ビジネス環境はすぐに変わるので、昨日のルールが今日も通用するとは限りません。『前はこうでした』とか、『これしかできません』という人だと厳しいですね。」
参加者A:
「そうですね。IT業界でも、変化に対応できない人は辛い。新しい技術やツールが日々出てくるので、それに適応する力がないと成長が止まります。そういう人材はどうしても採用しづらいです。」
2.2 「スキル偏重はリスク」
参加者C:
「スキルだけでアピールする人も危険です。専門スキルを持っていても、チームで協力する姿勢がなかったり、コミュニケーション能力が低かったりすると、逆に職場の足かせになることもあります。」
参加者D:
「そうですね。特に小規模の企業だと、スキルだけでなく、全体的なバランスが重要です。スキルはあるけど協調性がない、という人よりも、スキルが多少足りなくてもコミュニケーション力があって、チームにフィットする人を選びます。」
本音トーク!採用担当者が「本当に欲しい人材」とは?
3.1 「熱意とエネルギーが感じられる人」
参加者A:
「何よりも重要なのは、やっぱりその人のエネルギーや熱意ですね。面接では、スキルや経歴ももちろん見ますが、その人がどれだけこの仕事に対して真剣なのか、情熱を持っているのかをよく見ます。」
参加者D:
「その通りです。うちは特に若い人材を重視しているので、経験が足りなくても、エネルギーに満ち溢れた人を採用することがあります。仕事に対して前向きな姿勢や積極性が感じられる人が最終的に選ばれることが多いです。」
3.2 「コミュニケーション力はやはり重要」
参加者B:
「特に外資系企業だと、コミュニケーション能力は本当に大切です。自分の意見をしっかり伝えることができるだけでなく、相手の意見を聞いて、柔軟に対応できるかどうかも重要なポイントです。」
参加者C:
「スタートアップや中小企業でも、コミュニケーション力は不可欠です。特に、うちのようなフラットな組織では、全員が意見を言い合いながら進めるので、意見を発信できることが求められます。」
3.3 「バランス感覚を持つ人」
参加者D:
「総合的なバランス感覚がある人は強いですね。スキル、経験、コミュニケーション力、柔軟性など、どれか一つだけ突出しているよりも、全体的にバランスが取れている人材が欲しいです。」
参加者A:
「特にリーダー候補を選ぶときは、このバランス感覚が大切です。専門知識に長けていることも大事ですが、それだけではリーダーにはなれません。メンバーとのコミュニケーションや、状況を俯瞰して判断できる能力が不可欠です。」
実際の採用プロセスで重要視されるポイント
4.1 面接での「第一印象」
参加者A:
「第一印象はやはり大きいですね。初対面での雰囲気や話し方、姿勢はどうしても評価に影響します。面接に臨む際は、身だしなみや態度にも気を配る必要があります。」
参加者B:
「同意です。特に外資系では、面接の初めの数分でその人の印象が決まることが多いです。いくらスキルや経験があっても、最初の印象が悪ければ、それを覆すのは難しいです。」
4.2 履歴書や職務経歴書の書き方
参加者D:
「書類選考の段階で、わかりやすく、具体的に自分の経験やスキルをアピールできているかが重要です。多くの応募がある中で、目を引く履歴書や職務経歴書がポイントになります。」
参加者C:
「そうですね。特に職務経歴書では、具体的な成果や数字を示すと効果的です。『やりました』というだけではなく、『どれくらいの結果を出したか』を明確にすることが大切です。」
未経験者に対する期待と不安
- 求人数が業界ダントツNo.1。 大手企業・人気企業の非公開求人情報を多数保有
- リクルートグループの強みを活かし、優良求人情報を多数保有
- 仕事探しの選択肢の多さで他の転職エージェントを圧倒
5.1 未経験者に求められるスキルセット
参加者A:
「未経験者の場合は、どれだけ自分で学んでスキルを磨けるかが重要です。『何も知らないけどやる気はあります』だけではなく、最低限のスキルや知識を事前に習得しておくことが必要です。」
参加者C:
「同感です。特に、未経験者でも即戦力として使えるような基礎的なスキルが求められる場面が多いです。たとえば、IT業界ならプログラミングの基礎知識やツールの使い方を知っていると、採用のチャンスが広がります。」
5.2 未経験者を育てる難しさ
参加者B:
「未経験者を育てるのは大変です。時間とリソースがかかるので、企業としても慎重になります。ただし、未経験者が大きな成果を出すこともあるので、ポテンシャルを見極める目が求められますね。」
採用における今後の課題と展望
6.1 人材不足が加速する中での対応
参加者C:
「人材不足が今後さらに深刻化することが予想されます。特に専門スキルを持った人材は取り合いになるので、今からどうやって優秀な人を引きつけるか、企業側も戦略を考える必要があります。」
参加者D:
「同感です。これからは企業側も、働きやすい環境や柔軟な働き方を提供できるかどうかが採用のカギになってきます。」
まとめ
採用担当者たちの本音を聞くことで、企業が本当に求めている人材像が見えてきました。即戦力や柔軟性、コミュニケーション能力、そしてエネルギーや熱意が重視されていることが明らかです。また、未経験者に対しては学ぶ姿勢や自律的に行動できる力が重要視され、今後の人材不足に備えて企業も対応を強化していく必要があるとされています。これから転職を考える方は、こうした企業側の期待に応えられるよう、自分自身を磨いていくことが大切です。
- IT・Webエンジニア特化の転職支援サービス
- ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1
- 保有求人7000件以上のうち8割以上が年収600万円以上のハイクラス求人
採用担当者が求める人材の本音は、企業のニーズや文化に応じて異なるものの、いくつかの共通した要素があります。まず最も重要なのは、スキルと経験の適合性です。企業は、ポジションに必要なスキルや経験を持っている候補者を求めています。ここで言うスキルとは、専門的な技術や知識だけでなく、問題解決能力やプロジェクト管理の経験なども含まれます。ただし、全てのスキルが完全に一致することは珍しく、柔軟性や学習意欲も重要です。企業は、スキルを持っているだけでなく、それをどう活用するかを見ています。候補者がどれだけ早く新しいスキルを習得し、業務に応用できるかが評価のポイントになります。
次に、企業文化とのフィット感も大切です。スキルが合致していても、企業文化やチームの雰囲気に合わない場合、長期間の勤務は難しくなることがあります。採用担当者は、候補者がチームと調和し、文化に溶け込む能力を持っているかどうかを見ています。具体的には、企業の価値観や働き方に対して共感し、積極的にその文化に貢献できるかが問われます。例えば、企業がチームワークを重視する場合、候補者がどれだけ協力的であるかが重要です。逆に、独立して業務を進める環境であれば、自主性や自立性が求められます。
問題解決能力も、採用担当者が重視するポイントです。単に与えられたタスクをこなすだけでなく、自ら積極的に問題に取り組み、解決策を提案する能力が評価されます。企業は、業務の改善や効率化を図るために、プロアクティブな態度を持つ人材を求めています。例えば、業務フローに改善点がある場合、その指摘をし、具体的な改善提案を行うことで、企業にとっての価値が高まります。このような姿勢は、企業が直面する課題を乗り越えるために不可欠です。
また、コミュニケーション能力も欠かせません。チームでの連携や情報共有がスムーズに行えるかどうかが重要です。採用担当者は、候補者が効果的にコミュニケーションを取り、チームのメンバーと協力できるかを確認します。例えば、プロジェクトの進行状況を適切に報告し、問題が発生した場合には迅速に対応する能力が求められます。良好なコミュニケーションは、業務の効率化だけでなく、チームの士気向上にも寄与します。
柔軟性と適応力も重要な要素です。現代のビジネス環境は変化が激しく、新しい状況や挑戦に対して適応できる能力が求められます。採用担当者は、候補者が変化に対してポジティブに取り組み、迅速に対応できるかを重視します。例えば、新しいプロジェクトが急遽立ち上がった場合に、スムーズに役割を果たすことができるかどうかが見られます。柔軟な対応力は、企業の競争力を維持するために必要不可欠です。
最後に、パッションと意欲も見逃せません。企業や業界に対する熱意や情熱が伝わる候補者は、採用担当者にとって非常に魅力的です。自分の仕事に対する強い意欲や興味が示されると、企業に対するコミットメントの高さが感じられます。例えば、過去のプロジェクトや業務に対する情熱的な取り組みや、業界の最新トレンドについての知識が示されると、評価が高まります。企業は、単にスキルを持っているだけでなく、仕事に対する情熱を持つ人材を求めています。
これらの要素を意識してアピールすることで、採用担当者の心に響く可能性が高まります。スキルや経験の適合性、文化的フィット、問題解決能力、コミュニケーション能力、柔軟性、パッションと意欲をしっかりと示すことで、自分が求められる人材であることを証明できるでしょう。採用担当者の本音を理解し、それに応じたアプローチをすることで、より良い結果を得ることができます。
- IT・WEB・ソーシャルゲーム業界を専門とした転職支援サービス
- 大手を中心に非公 開求人数は22,000件以上
- リクナビNEXT GOOD AGENT RANKING入賞 (IT・WEB部門ほか計7部門)
コメント