キャリアアップや転職のために簿記検定2級を取得。次は簿記1級取得を目指すべきか??
特に、転職を有利に進めるために簿記1級を目指すか、すぐに転職すべきか迷っている方必見。
こんにちは!当コラム担当のKENです!
年収300万円台の冴えない経理マンでしたが、転職&紆余曲折を経て年収1,450万円の経理マンにまで到達しています。
まだまだ上には上がいますが、経理としての経歴はもう十分。今は天職倶楽部の一員として経理でキャリアを築こうとする人たちをサポートを行っています。
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簿記2級取得後に取るべき資格は?
この記事では、経理担当社員として年収1,450万円に達したKENが、
経理として働く人が簿記検定2級取得後に何の資格を取得すべきかを解説します。
経理財務職の転職市場は、
●実務経験者が断然有利
●経理・財務関連の資格取得者が断然有利
な世界です。
どんな職業でも実務経験と資格があるのが有利なのは変らないと思いますが??
確かにその通りですが、経理・財務の世界には「簿記の知識と電卓くらいは自分で用意しておけ」という伝統文化(?)があり、全くの未経験者はなかなか受け入れてもらえません。
英検と同じように、高校・大学時代に簿記検定2~3級を取っている人も多いので、経理・財務で働く人は簿記の資格を持っていて当然という雰囲気はありますね。
その代わりに、一度経理・財務の仕事に就けば、その参入障壁のお陰で仕事にあぶれるリスクはかなり低くなります。
経理・財務職の転職で簿記の資格は必要?
経理・財務職への転職する時、どのような資格があれば有利でしょうか。
簿記の資格は必要でしょうか。
経理・財務職で転職をする場合、どの程度の資格を求められるかといえば、
一般的に日商簿記検定2級が大きな目安となります。
私が初めて税理士事務所への転職活動を始めた時、資格なし&実務経験なしという状態でした。
簿記2級試験は受験済みで絶対合格している自信がありましたが、「いくら自信があっても、実際に資格を持ってなければダメ」と悉く門前払いでした。。
通常、経理・財務職への転職で求められる資格は、日商簿記検定2級以上です。
20代前半であれば簿記検定3級でも十分ですが、30歳に近づいて来ると簿記検定2級はほしいという感じになってきます。
しかし、経理・財務社員として求められるのは何よりも実務経験です。
十分に実務経験を積んでいれば資格なんてなくても全く問題問題ありません。
実際、私の職場のベテラン社員にも実は簿記の資格全く持ってませんという人もいます。その人は実務経験を積んで、実力もあるので資格がなくても何の問題にもなりませんが、
中途採用で社員を雇うことになった場合、「簿記の資格は何も持ってませんが、実務経験があるので大丈夫です」とアピールされたらどう感じるでしょうか?
有名な企業の経理財務部門に勤務していた人ならそれなりの実務経験があるとも思えますが、名もない中小企業に勤めていた人に実務経験が豊富といわれても不安を感じずにいられないというのが採用担当者の正直な気持です。
逆に、何で今まで資格取得をしなかったのだろう??
簿記3級くらい簡単なんだから取っておけば良かったのに…
と不審がられる可能性もあります。
実務経験重視とはいうものの、
結局のところ、経理・財務職の転職では、簿記の資格を持っているかどうかが意外と重要なポイントとなります。
簿記検定の3級や2級を持っている人は腐るほどたくさんいます。
敢えて、簿記検定の資格を持っていない人を積極的に採用する必要はありません。
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経理・財務職の転職のため、簿記1級は取った方が良い?
経理・財務職に転職するには、簿記検定2級があれば十分ですが、転職を有利にするために簿記検定1級を取得した方が良いでしょうか?
簿記2級よりも簿記1級。
当然、転職でも有利になりますが、
簿記1級取得よりも優先した方がよいことこともあります。
一定の実務経験があって簿記検定1級を持っていれば、転職市場で引く手あまたなのは間違いありません。
では、以下の場合、どちらの人が転職の際、有利でしょうか。
●簿記検定1級だが、経理や財務の実務経験は乏しい。
●簿記検定2級だが、経理や財務の実務経験が豊富。
答え
『簿記検定2級だが、経理や財務の実務経験が豊富』の圧勝です。
ぶっちゃけ実務経験があれば、資格なんて何もなくてもいいんです!
でも、実務経験やスキルって、履歴や職務経歴書に書かれていることを鵜呑みにはできず、一緒に働いてみないと分からないものです。
求めているのは実務経験ですが、実務経験を見える化するのは難しいですよね。
そのため、客観的な評価基準となる簿記検定等の資格を判断の拠り所とすることになります。
「レベル感や評価の難しい実務経験」 + 「明確な基準となる資格」
の組合わせで採用可否を判断することになりますが、
その際に、簿記検定2級を持っていれば、間違いなく採用のベースラインをクリアすることが出来ます。
簿記検定1級があれば、さらにポイントが上がることは間違いありませんが、簿記検定2級以上であれば、重視されるのは簿記1級の有無ではなく、実務経験の内容になってきます。
つまり、簿記検定1級を目指すよりも、実務経験を高めることを優先すべきです。
もし、今簿記検定2級を持っていても仕事に就いてない、或いは、実務経験を積めない職場にいる場合は、簿記検定1級を目指すよりも、実務経験を積める職場に転職すべきです。
もう1つ、簿記検定1級を目指すのではなく、簿記以外の資格を取得するという選択肢もあります。
「簿記2級」 + 「その他のビジネス系資格」
実は、この組合わせは転職市場においては非常に大きな武器になります。
多くの企業では、実務を行う上で簿記1級レベルの簿記の知識が必要になることはほとんどありません。
そのため、残念ながら、簿記1級という難関資格を持っていても「すごいね」の一言でスルーされてしまうことも珍しくありません。
逆に、「仕事よりも学問や簿記そのものに対する関心が強いのではないか?」というネガティブな印象を持たれてしまうことすらあります。
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「簿記2級」と「その他のビジネス系資格」を持つと何が良い?
経理・財務の仕事で重視されるのは実務経験。どれだけ仕事で使えるか、です。
その点、「簿記の資格」+「他のビジネス系資格」と併せ持つということは、ただ、経理に対する一定レベルの知識に加え、仕事に役立つ専門知識を持っているということをアピールする以上に、
簿記の資格を持つことで、
●一定レベルの簿記知識を有すること
●簿記・会計に関する仕事に関心がある
ことをアピールできることに加え、
他のビジネス系資格も取得することで、
●その資格の知識も有すること
●簿記の知識を仕事に活かそうという高い意欲があること
を強くアピールすることができます。
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