転職活動において提出が求められる職務経歴書には、決まったフォーマットはありません。職種や業界、企業によって求められる情報の細かい内容が異なるため、自身の経歴やアピールポイントを効果的に伝えられる形で作成することが重要です。以下に、基本的な構成を詳しく解説します。
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職務経歴書 どうかけばよい??
この記事では、天職倶楽部に在籍する現役キャリアアドバイザーが、
職務経歴書の書き方を解説します。
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職務経歴書の基本構成と書き方
1. タイトル
職務経歴書の冒頭には、「職務経歴書」というタイトルを必ず明記します。タイトルは、書類の性質を一目で採用担当者に伝える役割を果たします。
また、タイトルの近くに以下のような情報を記載することが一般的です:
- 自分の氏名(フルネーム)
- 連絡先(電話番号・メールアドレス)
- 作成日(提出日と一致させる)
例:
職務経歴書
山田 太郎
〒123-4567 東京都港区○○1-2-3
080-1234-5678
taro.yamada@example.com
作成日:2025年1月18日
2. 概要(職務要約)
職務経歴書全体の概要を最初に記載します。ここでは、応募者のキャリアの全体像やスキルセットを簡潔に伝えます。採用担当者が最初に目を通す部分なので、興味を引く内容にすることが重要です。
具体的には以下を含めます:
- 業界・職種での経験年数
- 主な職務内容や役割
- 特筆すべき実績
- 応募ポジションに関連するスキルや強み
例:
営業職として10年以上の経験を持ち、新規顧客開拓および既存顧客の関係構築を通じて、年間売上目標を120%以上達成した実績があります。特に、提案型営業のスキルを活かし、複雑な課題を抱えるクライアントに対して最適なソリューションを提供してきました。また、プロジェクトリーダーとしてチームを率い、全員の目標達成率を向上させることにも成功しました。
3. 職務経歴
職務経歴書の中心部分であり、過去の経験を具体的に伝えるセクションです。以下の要素を含め、採用担当者が簡単にあなたの職歴を理解できるよう工夫します。
基本構成:
- 勤務期間:年月単位で記載(例:2018年4月~2023年3月)
- 会社名と業種:企業規模や業界も一言添える
- 役職と部署名:役職の英語表記がある場合、併記すると良い
- 担当業務:箇条書き形式で具体的に
- 実績:定量的なデータやエピソードを盛り込む
例:
【勤務期間】2018年4月~2023年3月
【会社名・業種】株式会社○○(ITサービス業、従業員数500名)
【役職・部署名】営業部 主任
【担当業務】
- 法人向けITソリューションの提案営業
- 新規顧客の開拓および関係構築
- クライアントの課題を解決するためのカスタマイズ提案
- 社内営業チームの育成および業績管理
【主な実績】
- 年間売上目標の達成率:平均130%
- チーム全体の成約率を前年対比20%向上させた
- 既存顧客からのリピート率を85%まで向上
4. スキル・資格
ここでは、過去の業務経験を通じて身につけたスキルや取得した資格を具体的に記載します。特に応募職種に関連するスキルは優先的に記載することが重要です。
例:
【スキル】
- Excelマクロ/VBAを活用した業務効率化
- プレゼンテーション資料作成および提案力
- Salesforceを用いたCRM管理とデータ分析
- チームマネジメントおよび目標設定
【資格】
- 宅地建物取引士(2020年取得)
- TOEIC 850点(2022年)
- 日商簿記2級(2019年)
5. 自己PR
応募企業に対する熱意や、自分がどのように貢献できるかをアピールするセクションです。実績やスキルを基にしながら、転職理由や今後のキャリアビジョンも盛り込みます。
例:
これまで培った提案型営業のスキルと課題解決力を活かし、御社の新規市場開拓に貢献したいと考えております。特に、現在進行中のDX推進において、ITツールを活用した提案と顧客ニーズの分析には自信があります。さらに、チームリーダーとして培ったマネジメント力を発揮し、社内外でのコミュニケーションを円滑に進めることで、プロジェクト全体の成果を最大化することを目指します。
6. その他(任意)
補足情報として、業務に関連する研修歴、執筆や講演の経験、特筆すべき受賞歴などを記載します。
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提出フォーマットと注意点
- 形式:企業指定がない場合、WordまたはPDFで作成。
- ファイル名:氏名を含む命名(例:「職務経歴書_山田太郎.pdf」)。
- ページ数:A4サイズで1~2枚にまとめる。
- 提出前の確認:誤字脱字やフォーマットの統一感を再確認。
職務経歴書を書く上での注意点とアピールの仕方
職務経歴書は、自身のキャリアやスキルを企業にアピールするための重要な書類です。ただ単に経歴を列挙するだけではなく、採用担当者に「この人と会ってみたい」と思わせる内容に仕上げることが成功の鍵です。そのためには、以下の注意点とアピールの方法をしっかりと押さえておく必要があります。
明確な構成と分かりやすさを重視する
職務経歴書の内容は、読み手が一目で理解できるように整理されていることが重要です。タイトルや見出し、箇条書きを適切に使用し、論理的な構成で記述しましょう。一般的な構成としては、「タイトル」「職務要約」「職務経歴」「スキル・資格」「自己PR」「その他(任意)」が基本となります。これらを時系列や逆時系列に沿って記載し、各セクションで何を伝えるべきかを明確にすることが大切です。また、フォントサイズや行間を統一し、適度な余白を設けて視覚的にも読みやすく仕上げます。
採用企業に合わせたカスタマイズ
全ての職務経歴書を同じ形式で提出するのは避けましょう。応募する企業や職種に合わせて内容を調整することが、他の応募者との差別化に繋がります。例えば、応募企業が求めているスキルや経験を事前に調査し、それに関連する実績やプロジェクトを具体的に強調します。求人票や企業の公式ウェブサイトを参考に、求められる人材像を把握したうえで、それに沿ったアピールポイントを作り込むと効果的です。また、「御社の〇〇事業においてこのように貢献できる」という形で、応募先企業に特化した提案を加えると、さらに説得力が増します。
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職務要約で強烈な第一印象を与える
職務経歴書の冒頭に記載する職務要約は、採用担当者が最初に目を通す部分であり、あなたの第一印象を決定づける重要な要素です。ここでは、これまでのキャリアを簡潔かつインパクトのある表現でまとめることが求められます。たとえば、「営業職として10年以上の経験があり、新規顧客開拓で年間売上を120%達成した実績があります」や「プロジェクトマネージャーとして5年以上の経験を持ち、複数の大規模プロジェクトを成功に導きました」といった具体的な数字や成果を織り込むと、読み手の興味を引きつけやすくなります。
実績を具体的な数字や事例で示す
職務経歴では、自身の経験や成果を具体的なエピソードや数値で示すことが大切です。単に「売上を向上させた」ではなく、「前年対比で売上を30%増加させた」と記載することで、成果の大きさや影響を伝えられます。また、「チームのリーダーを務めた」とするよりも、「5人のメンバーを管理し、プロジェクト完了率を100%達成」と具体的な役割や結果を明記することで、説得力が増します。このように、数字や定量的なデータを活用することで、読み手に明確なイメージを持たせることができます。
スキルや資格を効果的にアピールする
応募ポジションに関連するスキルや資格を職務経歴書にしっかりと記載します。特に、職務経歴と関連性が高いものを優先的に記載し、それが実際の業務でどのように役立ったかを補足すると良いでしょう。たとえば、IT系の職種であれば、「AWS認定資格を保有し、クラウドサービスの設計と運用に携わった」といった形で、スキルの具体的な活用事例を記述します。資格を記載するだけでなく、それがどのように応募企業の利益に繋がるかを説明することで、より魅力的な内容になります。
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自己PRで「何ができるか」を明確に伝える
自己PRでは、自分が応募企業にどのような価値を提供できるかを伝えることが重要です。過去の経験やスキルを基に、「御社ではこのように貢献したい」という形で具体的な展望を述べましょう。たとえば、「これまでの営業経験を活かし、新規市場の開拓や既存顧客の維持に注力することで、御社の売上拡大に寄与したい」といった内容が考えられます。さらに、応募職種への熱意を示すエピソードや、自分の行動力・学習意欲を裏付ける具体例を加えることで、採用担当者の共感を得やすくなります。
長所だけでなく、課題や改善の姿勢も示す
職務経歴書では、自分の長所や実績を強調することが重要ですが、同時に、過去に直面した課題や失敗、そしてそれをどのように乗り越えたかを記載するのも効果的です。「かつてチームの目標達成率が低かった状況を分析し、業務フローを改善した結果、目標達成率を20%向上させた」といったエピソードは、問題解決能力や改善意欲をアピールする材料となります。このような内容は、単なる成功談よりも信頼感を高め、現実的な人材像を伝えることができます。
誤字脱字のない完成度の高い文章
職務経歴書は、採用担当者にとって応募者の「書く能力」を直接評価する材料でもあります。そのため、誤字脱字や文法の誤りは致命的な印象を与えかねません。提出前には必ず何度も見直しを行い、不備がないことを確認しましょう。特に、会社名や日付、数字の記載ミスには注意が必要です。また、他人に内容をチェックしてもらうことで、客観的な視点からのフィードバックを得ることも役立ちます。
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データ形式やファイル名に気を配る
最後に、職務経歴書の提出形式にも注意が必要です。企業から指定がある場合は必ず従い、指定がない場合でも、WordやPDF形式で作成し、ファイル名に自身の名前を含めることが一般的です。たとえば、「職務経歴書_山田太郎.pdf」といった形にすることで、採用担当者がファイルを整理しやすくなります。ファイル名一つとっても、応募者の気配りや配慮が伝わるポイントとなります。
職務経歴書は、基本形はありますが、定められたフォーマットというものはありません。
職務経歴書の書き方を工夫することで、転職時に自分自身をアピールする強力な武器となります。
職務経歴書の書き方を学び、気合いを入れて作成しましょう!
繰り返しになりますが、職務経歴書の作成は、単なる経歴の記載作業ではなく、自分自身を採用担当者に効果的にプレゼンテーションする機会です。読み手の立場を意識しながら、採用後の活躍がイメージできる内容を盛り込むことが成功の秘訣となります。
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